側溝VR

AV OPEN 2017内で開催される、VR動画の売上を競いNO.1 VR作品を決める「VR-1グランプリ」。全49タイトルのノミネート作品の中から、トイズマガジンが注目する4作品をピックアップして紹介します。
第1回は、TMAの「側溝VR」。プロデューサーの神楽次郎さんに、作品の見どころと昨今のアダルトVR事情についてお話を伺ってきました!

――TMAさんには、以前VRについてロングインタビューをさせていただきました(参照:【アダルトVRの現在と今後の可能性】TMA)。

TMAプロデューサー 神楽次郎氏(以下、神楽):あれはいつ頃でしたっけ? 半年は経ってたかな……2017年の頭くらいですよね。

――そうですね。今年の1月くらいです。あの頃からアダルトVRの情勢って大きく変わられた部分はありますか?

神楽:大きな変化といえば、DMMでのVR動画配信の開始ですよね。あのインタビューの頃は配信のスタート段階で、正直バブルというか……最初の作品はかなり売れてたんですよ。今は、それが収まった通常の状態でのリリースとあって、各社が数字の動向を見守ってるような感じになってます。

――これまで発売したTMAのアダルトVR作品で、もっとも注目度が高かったものは何ですか?

神楽:それは、やっぱりVR-1グランプリにも出品している「側溝VR」でしょうね。

――ああ! やはりそこですか。反響はいかがでした?

神楽:発売前からネット上ですごく盛り上がってましたからね。スタートダッシュは物凄かった。でも、ハッキリ言ってこれってネタものじゃないですか(笑)。ロングセラーにはならない、出オチみたいなもんですから。

――敢えてそのネタものをVR-1グランプリに出したことに意図は……?

神楽:いや~「側溝VR」は、もともとVR-1用に作ったわけではないんで、撮った中で何か出そうかってなった時に選ばれただけというか。もともと、「側溝VR」は、VR作品をリリースする前から絶対に作るつもりだった企画なんですよ。

――えっ! ということは、構想は1年以上前からあったってことですよね。

神楽:むしろ、これを撮るためにVRを始めたといっても過言ではない(笑)。何年か前、「生まれ変わったら側溝になりたい」って言ってた覗きの犯人がいましたよね? あれ、名言だなぁと思って(笑)。

――もし、あの犯人がこのVRを見ていたら、事件は起こらなかったかもしれない……。

神楽:確かに「側溝VR」が抑止力になったら本望ですね。まあでも、男に生まれたら一度は側溝に入ってみたいじゃないですか。

――えっ!? そうなんですか?

神楽:えっ!? そうじゃないんですか? 僕は、男はみんなそう思ってると信じてこの作品を作ったんですが……。

――うぅむ……そこの統計はわかりませんが、とりあえず神楽さんは側溝から見る景色に興奮する、と。しかし、VR-1グランプリのラインナップの中でも完全に独自を貫いてますよね。

神楽:「側溝VR」だけものすごく浮いてる(笑)。VR本来の180〜360度見回せる、みたいな使い方ではありませんしね。でも、僕はもともとアダルトVRはそれをやらなければならないとは思ってませんから。

――そうですね。VRの疑似体験の中でもある意味、特殊な枠というか。「やってみたいけど現実にはあり得ないシチュエーション」っていう部分ですよね。

神楽:結局、こういうグランプリってどのメーカーも気合入れたものを作ってきますし、大人数モノとか……そういうものばかりになっちゃう傾向にあるんでね。それじゃ面白くないでしょう。

――今後もTMAでは、こうしたシチュエーション作品を制作される予定なんでしょうか?

神楽:鉄板のネタですけど、女子更衣室とか、掃除用具の中に入ってたら女子が着替えだしたみたいな、ラッキースケベものは考えてますよ。透明人間になった! とか……。

――往年のエロ少年マンガ的な(笑)。

神楽:ああいうものって、まさにVR向きの表現だと思うんですよ。VRの特長が生かされる良いネタだと思います。

――確かに、絡みもののVR作品は、どうしても撮り方が決まってくるきらいがある中で、今後アダルトVRはどういう方向に向かっていくと思われますか?

神楽:どうしてもまだ技術的な面で撮り方が偏っている部分はあると思います。それでも、痴漢モノや王様ゲームなど、VRの特性に合った企画は増え始めています。これが浸透すれば、アダルトVRの世界はもっと広がるのではないでしょうか。

――ありがとうございました!
(文=もちづき千代子)

側溝VR」レビュー

側溝から女の子のパンティを覗くだけ! ありそうで無かった、どストレート直球のパンチラ作品。
ふだん絶対に見ることができないアングルの実体験とあって、別にそこまでする必要はないのに、やはり寝転がって見てしまうのが人情というもの。側溝のスキマから見える女子校生のパンツを眺めるという変態行為は、その非日常感に最初は思わず「現実には有り得ない光景だな〜」と興奮。
しばらく時間が経つと、妙〜な多幸感が脳内を支配して、心に穏やかさというか、癒しを憶えてしまいました。
とはいえ、一種の男のロマンをここまで感じられる作品はそう出てこないと思います。
まずは興味本位で、話のネタとして見てみるのもアリ。自分の中に無かったはずの新しい性癖を発見できる可能性は否定できませんけどね……。

神楽P
TMA プロデューサー 神楽次郎

多数のアニメパロディ作品を制作するアダルトビデオメーカー。
アニソンイベントの主催や国内外のアダルト展示会にも積極的に参加している。