「国民総セックスレス時代」が叫ばれる日本において、性欲の低下は深い社会問題とも言われています。そこでトイズマガジン編集部は「性欲アップ講座」を開設。毎回、性のプロフェッショナルをお迎えし、性に関する悩みや不安の解消を提案しています。ご教授いただくのは、歌舞伎町のデリヘル「O.t.o.n.o(お殿)」に在籍する現役デリヘル嬢であり、人気熟女AV女優の白鳥寿美礼さん。最終回である第4回では、「白鳥寿美礼」の接客とエロスについての考え方を深く語っていただきました。

――デリヘル嬢の「白鳥寿美礼」のお客さんは、AV女優の「白鳥寿美礼」を知ってるんですか?

白鳥寿美礼(以下、白鳥):9割の方がファンでしょうね。AV女優の「白鳥寿美礼」を知らない人はほとんどいません。だからデリヘルでの接客については、基本的にAV女優の「白鳥寿美礼」のイメージに大切にしています。

――それって、現役AV女優の風俗嬢ならではの接客法ですよね。

白鳥:私にとって、デリヘルというのはAV女優の「白鳥寿美礼」への面会許可証なんです。お客様は、白鳥寿美礼から優しくされる権利とエロいことができる権利を買ってくれてるわけなんで、お客さんはみんなものすごく大切で可愛いんですよ。

――なるほど。言い得て妙な例えですね。

白鳥:お客さんには「明日いいことがあるといいね」って思いを込めながらお別れするんですよ。私と会ったことで少しでもハッピーになってくれたらいいなって。

――白鳥さんの風俗嬢あげマン論(笑)。それにしても、白鳥さんは言葉選びがすごく優しいというか、温かいですよね。きっとお客さんに対してもそうなんでしょうね。

白鳥:みんなガマンして生きてますからね。特に男性はいろいろ開放したいと思うんですよ。風俗っていうのは、その一端を担う仕事。射精ってストレスを開放して、考え方をプラスに向かわせる効果があるんですって。だから「良い射精」をすることって大事なんですよ。

――ああ、性欲の強い人は出世するとも言いますもんね。発散できる人ほど楽しい人生を歩めるというか。

白鳥:風俗嬢にしてもAV女優にしても、私たちアダルトの仕事の従事者はそれを肯定してあげなきゃいけないんです。だって生きてる間に絶対必要なことじゃないですか。

――しかしながら最近は草食系男子や”おひとりさま”といった、セックスに否定的な層が現れ始めてますよね。

白鳥:私が思うに、性に関しては「面倒臭がらないこと」が大切なんじゃないかと思ってます。たかが一回失敗したからって、すぐに見切りをつけるのではなく、好きなエロを追求すべきじゃないですかね。性癖は自由なんですから。世の中の人たちがみんな頭でっかちになりすぎてるような気がします。

――そういう傾向は、白鳥さんが接しているお客さんにも多いですか?

白鳥:起ちが維持できなかったり、回数できない男性は増えてますね。でも、それって大概がエロに贅沢になりすぎてることが原因なんですよ。快感にしても女性に対しても、自分の理想でがんじがらめになっちゃって、それ以外ではイケないみたいな状態になっちゃってる。

――自分で自分を縛ってしまっているわけですね。

白鳥:自分ルールにこだわらず楽しんでみたらいいのにってつくづく思いますよ。

――確かに、最近の人たちは冒険しないですよね。風俗にせよAVにせよ……。

白鳥:もちろん、提供するこちら側からの問題もたくさんあると思います。それこそ、夢を見せてあげるべきところをぶち壊してしまってる可能性も否定できません。トラウマになるような失敗をさせてしまっては、臆病になるのも無理はないですよね。

――端的に言えば、パネマジ(パネルマジック)だったりパケ詐欺だったり。

白鳥:私はエロには「背徳感」が必須だと思うんです。ドキドキしたい、ちょっと悪いことしてるような気分になる、そういう感覚がないと面白くないじゃないですか。

――それは白鳥さん自身、ずっとこの仕事をする上で抱いている思いでもあるんでしょうか。

白鳥:そうかもしれません。あまり承認欲求のない人間なので、自分が楽しめなければ続けてないでしょうね。どこかでアダルト=ちょっと怖いものというイメージを残したままでいたいというか……。

――では、最後に読者の方にメッセ―ジをお願いします。

白鳥:現在は「これがエロい」というシチュエーションありきの時代になってしまっていますが、「この人とするからエロい」という意識に変えていくべきだと私は考えています。もっと良い刺激を与えられるAV女優兼デリヘル嬢でいられるよう、これからも頑張っていきたいです!

――ありがとうございました!

白鳥寿美礼

2011年11月17日、タカラ映像よりAVデビュー。その後、数々の作品に出演し、熟女女優として人気を博しながらも風俗嬢としての活動も続ける。現在は歌舞伎町のデリヘル「O.t.o.n.o(お殿)」に在籍し、男たちに快楽と癒しを与えてくれている。