関西で最大規模を誇る有名アダルトショップ・信長書店。関西のみならず全国的にも知名度を上げているグループ店である。
今回伺った信長書店 三宮駅前店は、三宮駅から徒歩30秒の好立地に位置する注目店。5階建てビルが丸ごと売り場になっているが、独自の店づくりがアダルトに特化していない新たな客層を呼び込んでいると評判高い。

――まず、入ってみて驚いたのが一般商材の多さですね。一階の印象は、まさに普通の書店。雑誌の種類も多く、コミックの品揃えもかなりのものではないでしょうか。

信長書店 三宮駅前店 店長(以下、店長):三宮駅前店の一番の特長は、なんといっても三宮の繁華街の目の前にある立地の良さです。ゆえに、客層は他店に比べるとかなり若めなんですよ。その分だけコミックの棚は他店と比べても多いと思います。

――スペース自体はそこまで広いわけではないのですが、その分だけ一般の商品が全面に出ている感じで……。これは初めて来店する方でも気後れせずに立ち寄りやすい店構えですよ。

店長:ちなみに正面の入口とは別に裏の路地の方に第二入口があるので、常連のお客様はそちらから入店されますね。

――あっ! 本当だ。ここならコッソリ入って来れますね。

店長:やはり駅前に面したアダルトショップということで、真正面から堂々とは入りづらいという声も多いんですよ。第二入口があることで、さらに気楽に立ち寄れる環境を整えられているかな、と自負しております。

――そしてビックリなのが、地下の階層があるんですよね! 広さはそこまででもないけど、縦に長い三宮店(笑)!

店長:地下には女性向けのグッズやコスチュームをメインに置いています。

――階段の壁にも流行のコスチュームが飾ってあって、場所を有効活用されてるなぁと感心してしまいました。童貞を殺す系の衣装もすごく充実してましたね。

店長:当店のコンセプトは、「今の流行を売り出すこと」なんですよ。スペース的に他店と比べて多くの商品を置くことはできないのですが、その分だけ厳選された「お客様が今欲しいアイテム」をすぐに手に取れることが利点だと思います。

――なるほど。ということは、その分だけ商品入れ替えの回転も早いわけですよね?

店長:その通りです。常に新しいものが並ぶので、いつ来ても飽きがこないショップというイメージを持っていただけてるのではないかと。

――ローターで今イチオシのものは何ですか?

店長:ワールド工芸の「オルガポッド」ですね。近年人気のクリトリス吸引系のグッズなのですが、これまでその手の商品って、かなり高価な商品ばかりでしたよね。そんな中でも「オルガポッド」は、お手軽に使えて安価なのがポイントです。

――確かに、クリ吸引グッズって見た目も値段も仰々しいものが多かった気がする……。

店長:吸引力もなかなか強いんですよ。その辺はサンプルで確認していただければ。

――おおおお! この吸い付きはなかなかですよ!  これ、いいですね。マウスみたいな見た目も、操作しやすいローター式のコントローラーも手に馴染みやすいし。普通に欲しいです!

――電マの最近の傾向については?

店長:フェアリーは安定した人気を誇ってますね。中でも、最新作の「フェアリーアクア」はかなり話題になってますよ。

――ああ! 完全防水の電池式フェアリーですね。これスゴイですよね。トイズマガジンでも、オトナのオモチャ相談室 あず希ちゃん編で取り上げさせてもらいました。

店長:完全防水というところがアツいですよね。

――他店ではなかなか地下にグッズ売り場を配置しているところは見ませんよね。

店長:そうですね。やはり地下というと恐怖に通じてしまうというか……。その分だけ階段も含めて照明を明るくするなどの工夫はしています。

――コスチュームで華やかな雰囲気が出ているのも、その工夫の一環と言えますよね。では、地下にもしっかりお客様を誘導できているんですね。

店長:問題ないですね。お陰様でお正月もこのフロアの商品はかなり売れました。なかでも特にバイブの需要は増加しているように思います。

――おお! バイブが。売れ筋のラインナップを見ると潮吹き系が人気のようですが……。

店長:売れ筋で言えば、潮吹き開発系が多い傾向にあるかもしれません。指にハメて手マンで潮吹きするグッズも意外と人気ありますしね。

――A-ONEの「潮吹かせ!手マンバイブ」ですね。こちらもオトナのオモチャ相談室 椎名そらちゃん編で取り上げました。確かに三宮駅前店さんは、いち早く新作や流行のながれを見て商品を絞っているんですね。

――こちらの2階がオナホールや男性向けグッズがメインになるんでしょうか?

店長:そうですね。アダルトグッズを置いているのは地下と2階で、以降はDVDをメインに扱っています。

――このスペースにこれだけの商品があると圧巻ですね! しっかり人気商品は一通り抑えてあるのがニクイところ。

店長:オナホールについても売れる商品を精鋭で置いている形です。パッと店内を見てもらえたら、最近のオナホールの流行りがすぐに体感できるのではないかと。

――この断面のサンプルいいですね! すごくわかりやすい!

店長:これは最近になって展示し始めたのですが、好みの柔らかさ・硬さも確かめることもできるので、お客様のオナホール選びの手助けになるんですよ。

――こうしてみると、オナホールにも本当に多種多様な工夫が為されているのがわかって感慨深くもありますよ。でもこれ、断面を見ればどんな快感が迫ってくるか挿入しなくてもわかるプロ客とか居そうですよね(笑)。

店長:(笑)。

――あっ! リグレのパンティシリーズだ。この「ドデカパンティ」私も持ってるんですよ。誕生日プレゼントにいただいて。

店長:やっぱりパンティにくるまったりしてるんですか?

――屋形船に乗った時に持って行って、みんなで着て写真撮りました。実は「パンティ枕カバー」も買ったんですよ。2枚購入して同棲を始めた友人カップルにプレゼントしました。

店長:ああ、そういう使い方はアリかもしれませんね(笑)。いいアイデアかも。

――2階の奥には「TENGA SHOP KOBE」が! すごく見やすくてスペースも広めですね。

店長:2017年8月にオープンしたばかりなのですが、開店してから圧倒的に客層が変わりましたね。もともと若い人が多かったのですが、さらに増加してるように思います。大学生も何人かで連れだって入ってきたり。

――TENGAの威力、恐るべし。やはり売れますか。

店長:売れますね。TENGA関連の商品は全般的に売れます。

――女性向けグッズの「iroha」はいかがですか?

店長:女性へのプレゼントとして、若い方から年配の方まで買いにきますね。「irohaが欲しいって言われて買いに来たんやけど……」なんて店員に聞きに来る方もいますよ。

――そのカジュアルさってまさにTENGAならではですよね。買うことへの抵抗感がないというか、恥ずかしくない感じ。

店長:結果、TENGA SHOPだけでなく、信長書店 三宮駅前店のお客さんになってもらえる可能性が高まることが一番の利点なんですよね。始めはTENGAからスタートして、もっとマニアックになっていって地下でも2階でも買い物を楽しんでもらえたらいいなと思っています。

――信長書店名物の特価商品も廊下に置かれているんですね。

店長:うちに置いてある特価商品は今はこのローションだけなんですけど、これが不思議と売れるんですよね。

――そのあたりも「売れるものに絞った商品陳列」が功を奏しているような気がします。自分で選ぶほど知識がなかったり、何か欲しいけど何を買えばいいかわからないなんて方にとって、信長書店 宮駅前店は強い味方なのではないかと思うんですよ。

店長:そう言っていただけると嬉しいです! 今後も、よりお客さんが求めるものをしっかりと揃えていけるよう頑張っていきたいと思います。

――ありがとうございました。
(取材・文・写真=もちづき千代子)