こんにちは、ウタマーロです。
このコラムもいよいよ今回が48手目。最終回を迎えます。書き連ねていくうちに、ふと思うことがありました。四十八手って、いったい誰とするものなのでしょうか?
付き合い始めのカップルでしょうか。 お互いの嗜好もわからないうちにやってみようよ、とは言えませんよね。
それならばマンネリ防止? いやいや、毎回こんな疲れることをする情熱をもてるかどうか……。
では行きずりの人と後腐れなく? うーん……けっこうキケンな体位もあるだけに、よく知らない人とするのは怖いですよね。
お互い合意の上で楽しめるセフレが、実は一番適しているのかもしれません。でも四十八手を楽しめるぐらい身体の相性がよかったら、いっそお付き合いしてみてはいかがでしょうか。どうせなら愛のあるセックスをして、心身ともに満たされてほしいと思います。

網代本手-あじろほんて-

最後を飾るのはこちらの体位です。
「網代」は地名として日本国内にいくつかありますが、魚を誘い込んで獲る仕掛けの意味もあるそうです。おそらくこの体位の名称はここから来ているのでしょう。
四十八手のめくるめくアクロバティックなイメージからはほど遠い、ごくごく普通の正常位。仰向けになった女性の脚の間に男性が割って入る形で挿入します。
身体の密着度も高く、見つめあったりキスしたり、お互いにもっとも愛情を感じられる体位と言えます。体勢的に負担も少ないため快楽にも集中でき、さまざまな体位を楽しんだ後、フィニッシュを迎える時にもぴったりです。
やはり人類のセックスの基本はこの体位。相撲で言う「寄り切り」のようなものです。この基本体位で快楽を感じることができるのが、一番幸せなことなのかもしれません。
長らくのご愛読ありがとうございました。
※望まない妊娠や性病を予防するため、コンドームを装着しましょう。

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ウタマーロ

都会の片隅のOL兼サブカル系ライター。
昔の大衆文化や風俗が好き。特に昭和前半の風俗や大衆誌、エロ小説等をこよなく愛する。