現代の日本人は性欲を失いつつあると言われています。「国民総セックスレス時代」と叫ばれる昨今の現状を嘆いたトイズマガジン編集部は「性欲アップ講座」を開設。毎回、性のプロフェッショナルをお迎えし、性に関する悩みや不安の解消を提案しています。今回、ご教授いただくのは、素人系人気AVメーカー・ディープスでプロデューサーとして活躍しているイケパイさん。引き続き、イケパイさんが名プロデューサーと呼ばれるまでの軌跡をお話いただきます。

――しかしながら、イケパイさんのプロデューサーデビュー作がドラマ寄りの作品だったとは驚きでしたね。ディープスといえば素人モノのイメージが強かったので。

AVプロデューサー イケパイ(以下、イケパイ):でも、そのイメージが定着したのはごく最近の話ですよ。私がプロデューサーになった直後はもっといろんなジャンルのものを撮ってたんですから。単体女優作品もありましたしね。私の中ではすごくウンコのイメージが強いです。

――え〜、そういう感じでしたっけ?

イケパイ:そうですよ。10年くらい前までは、これといったカラーのないメーカーだったと思います。

――だとしたら、それこそ素人企画メーカーとして頭角を現すことができたのは、イケパイさんの存在が大きいのでは?

イケパイ:でも、マジックミラー便はその当時からありましたね。まだデザイン部にいた時から、私よく駆り出されてましたもん(笑)。

――えっ、それはどういった役割で?

イケパイ:ナンパ要員ですよ。男性スタッフが声掛けるよりも怪しまれないからって……。でも、そこで私は自分のナンパの才能に気づいたんです。初めて行った時も、女の子がついてきてくれましたからね。

――えっ、初ナンパが成功したんですか?

イケパイ:こんなこと、男性じゃ有り得ないみたいですけどね。私自身も知らない人に声かけるなんてしたことなかったんですけど、やったらできちゃったみたいな。「私って天才なんじゃない?」って思いました(笑)。

――いや、それは凄いです。その後も重宝されたでしょう?

イケパイ:はい。しょっちゅう撮影に呼ばれてましたよ。デザイン部にいながら、ナンパ師として足も運んでました。

――本来なら社内勤務のはずなのに。

イケパイ:でも、ナンパ以外でも一日中撮影に同行してる時もありました。現場で何をしているのかを見て、それをデザインに生かすって方式もとってたし、キャッチコピーなんかも現場を見ておいた方が思いつきやすいですし。

――えっ! キャッチコピーってデザイン部で考えてたんですか?

イケパイ:やってました。でも、プロデューサーになってもキャッチコピーは私が書いてたんで、今じゃすっかりプロデューサーがやる仕事だと認識されてますけどね。

――私がいたメーカーでは広報の仕事だったんですよ。入社してすぐに任された仕事がパッケージのコピーを作ることでした。

イケパイ:その辺は会社によっていろいろなんだと思います。

――イケパイさんも入社14年目ともなれば、たくさんの後輩たちと接してきたんでしょうね。

イケパイ:そうですね……。業界的にも、水が合う合わないがすごくあると思うので、すぐ辞める人と長く勤める人の落差が激しいとは思いますけど。

――正直、私もそんなに長いこと働けなかったタイプですね(笑)。

イケパイ:でも、かといって、ひとりの新人のために合うように変えるって会社としてはなかなかできないのも事実なんですよ。

――もしかして、今はイケパイさんがプロデューサーの中ではもっとも社歴が長いとか?

イケパイ:私より1年早い先輩はいるんですが、その方も途中で辞められてるので、実質私が一番長いことになるかも……。

――ちなみに、イケパイさんのほかに女性プロデューサーっているんですか?

イケパイ:いないですね〜。やっぱり、女性は特に続けるのは難しいと思います。結婚・出産というね、その子の人生もあるんで……。

――イケパイさん自身は、まだまだ続けていくつもりで?

イケパイ:もちろんです。……となると、結婚とか本当にどうしようって思いますよ〜。

――小耳に挟んだのですが、イケパイさんは36歳になるまでに結婚できなかったら10万円払うという誓約をしてしまったとか……?

イケパイ:あ〜……。それ、2年前の年末の話ですね。ベロベロに酔っぱらってそんなことをツイートしてしまったんです。ちなみに猶予はあと僅か……。この記事が出てる頃には、その決着がついてると思います。

――次回は、イケパイさんがプライベートで悟った、男の性欲を萎えさせない方法について。
(取材・文・写真=もちづき千代子)

イケパイ

“恥じらい素人企画”AVメーカー・ディープスのプロデューサー。「ザ・マジックミラー」「マジックミラー便 」「一般男女モニタリングAV」など数々の人気シリーズ作品をプロデュースしている。AVOPEN2017では、ドキュメンタリー部門1位&総合部門2位という輝かしい成績を残した。