最近は通販が便利になり、アダルトグッズもかなりの割合で通販が利用されているのではないかと想像している。もちろん私自身も通販を利用するし、確かに通販は便利だ。しかし、このコラムを読んでいるアダルトグッズファンなら、是非実店舗も訪れてみて欲しいと思う。

私事だが現在こうしてトイズマガジンのコラムを担当させて頂いているが、昔からガチガチのオナホマニアであった訳ではない。元々ラブドールファンだったのでラブドールのグッズを買うついでに他のコーナーを除く程度というのが数年前の状態だった。のちに店舗の雰囲気や次々と出る商品の面白さに目覚め「ジョークグッズジャーナル」を始めるに至ったが、きっかけになったのも、また新たな知識の供給源になっているのも、今日のテーマである実店舗なのだ。実店舗なしで今の私はないと言っても決して言い過ぎではないと思っている。

それでは何故そんなに実店舗がオススメかというと、やはり製品に対する市場の温度を生で感じられるということが自分的には一番面白いと思っているからだ。例えば月末になると各社がオナホの新商品を発売するが、通販で検索しても同じ大きさのサムネイルで登録順に表示されるだけで検索結果は味気ない。しかし、実店舗に行けば展示されている量の多い少ない、最前列には何が並んでいるかといった明らかに並び方の序列が出来ている。店舗は売り上げアップを目指しているので当然プロの目で見た売れると期待できる(既にバカ売れしている)オナホが前に数多く並ぶ。毎月多くのオナホが発売されるのでその全部を試すことは難しいが、こうしたプロによるフィルターはオナホ選びの参考になるだろう。
またメーカーが拡販の為に作ってきたオリジナルのPOPや、製品に惚れ込んだ店員が自らの言葉で書いたPOPなども、製品選びの指標として大いに参考になる。自分に合ったグッズと出会うには情報量が重要となるが、やはり実店舗での情報量は格段に多いと思うのだ。

これを読んでいる人の中には実店舗へ行くことが困難な人もいるかもしれないし、翌日に届く通販は確かに便利だ。しかし、もしアダルトグッズショップの近くを通る機会があったら、尻込みしたり、素通りせず是非実店舗の中を覗いてみて欲しい。実際私も週何回か(休前日は必ず)どこかのショップを訪れ、新製品の流れを目で確認するとともに気持ちをリセット&リフレッシュしている。

平野敏明
平野敏明
Twitter:@jokegoods

買う物が無くても時間があればアダルトグッズショップに足を運ぶグッズファン。エアピロー系、ランジェリー、コス、二次元系パッケージが特に好き。PNはこの業界で初めてカメラマンの仕事を始めたとき編集長から頂いた名前。