現代の日本人は性欲を失いつつあると言われています。「国民総セックスレス時代」と叫ばれる昨今の現状を嘆いたトイズマガジン編集部は「性欲アップ講座」を開設。毎回、性のプロフェッショナルをお迎えし、性に関する悩みや不安の解消を提案しています。今回は、「第5回東京女子エロ画祭」でグランプリを受賞した話題の熟女フォトグラファー・マキエマキさんに撮影方法や、ご自身の性に対する考え方を聞かせていただきました。

――当初から「笑える」ということにポイントを置いて自撮り作品発表をしていたというマキエマキさん。ただ、作風としては、かなり男性目線のエロを意識されているように思うのですが。

マキエマキさん(以下、マキ):根本的に男性目線のエロの方が面白いじゃないですか。面白いと思ってもらえないとイヤなんですよ。だからキレイなヌードを撮ろうという感覚も一切ないんです。とにかく、エロくて笑えるものが大好きなんですよ。秘宝館とか、ああいうノリが。

――あぁ、なるほど! そう言われるとしっくりきますね。

マキ:コンセプトとしては「セルフ秘宝館」。ピンク映画でいえば、イメージは新東宝だったりオークラ系ですね。日活ロマンポルノほど高尚とは言えない、場末な感じが好みです。

――だんだん、マキエマキさんの求めるイメージがわかってきました(笑)。

マキ:ホタテビキニの後に撮ったラブホテルでの作品も、昔のピンク映画のビジュアルを意識しました。ポージングからライティングはもちろん、衣装もメイクもこだわりました。

――それをすべてご自身で……いわば自己プロデュースで撮っていらっしゃるんですよね。

マキ:ただ、本番撮影の前段階では夫にモデルになってもらってテストをしています。

――旦那様も協力してくださっているのですね! そのテスト撮影で旦那様が写ってるものがあれば見てみたいです(笑)。それにしても、2015年から3年の間で、かなりの枚数を撮影されたのではないですか?

マキ:そうですね。これまで20回くらい撮影を行っているんですよ。去年だけで15回は撮影に出ているので、相当な枚数が手元にありますね。

――「自撮りカレンダー熟女」は、どれくらいの時期に撮影されたものだったのですか?

マキ:あれは、2016年から2017年にかけて撮ったものになりますね。

――野外で撮ったものも多かったように思いますが、このご時世ちょっと危なくないですか?

マキ:そりゃあもう、ロケハンを念入りに行って最善の準備をしていますよ。「この場所はこの時間なら大丈夫」とか「車は止められるのか」「どこから逃げるられるのか」……それを確認してから撮影する流れになります。

――やはり念には念を入れて、身の安全には気を付けていらっしゃるのですね。もしロケハンが行けない場合はどうしていらっしゃるのですか?

マキ:グーグルマップのストリートビューで確認してます(笑)。周辺の状況が見られるので便利ですね。

――改めてこの自撮り作品には、マキエマキさんの強いこだわりとセンスが満ちていることを実感します。その中で、自撮りを始められた当初と現在とでは、カメラマンとして変化したことはありますか?

マキ:それはないですね。完全に初志貫徹です。撮るならば、しっかりと撮ること……それだけです。

――では、一人の女性として性に対しての捉え方が変化したという側面はありますか?

マキ:それもないですね。もともと、昔から性に対してはすごくオープンだったんです。下ネタを連発して嫌がられるタイプでした。自分の話もよくするので、女性からセクシャルな相談を受けることも結構ありますし。

――これまで、どういった内容の相談を受けてきましたか?

マキ:セックスレス、不倫、彼氏ができないとか。最近はイケないけどどうしたらいい? というものが多いですね。

――マキエマキさんご自身は、そういうお悩みを持ってはいない?

マキ:そうですね。でも、私が最初にエクスタシーに達したのは30代半ばでしたよ。それまでも、それなりに頂点はあったんですが、全然違うすごい衝撃を受けました。ただ、セックスはもともと好きだったんですよね。

――生来の性欲の強さが、マキエマキさんのパワーの原動力なのでしょうか?

マキ:いや、性欲が強かったのは20代くらいの時の話ですよ。そういう欲は今の旦那さんと結婚してパッタリなくなっちゃいましたね。完全に今は夫ONLY。とはいえ、今でも月に2回はセックスしていますが。

――だとすると、セックスレスではないのですね。

マキ:ただ、オナニーは最近しなくなりました。大丈夫なのかな~と自分でも思っているのですが。恐らくですけど、作品をつくり始めたことで、そっちに気持ちが集中しちゃってアソコにパワーがこなくなっちゃったんでしょうね。

――なんと……自撮りをすればするほどオナニーをしなくなる法則。

マキ:自撮りが、ある種のオナニーなのかもしれませんけど。でも、エロいものを作っているはずなのに本人がエロいことをしていないのはいかがなものかと(笑)。

――いやいや。そんなことはないですよ。充分過ぎるほど、作品からエロスが駄々洩れていますし。というか、だからこそ写真がエロくなっているとも考えられませんかね?

マキ:だといいんですけどね~。正直に言うと、エロいかどうかは、自分では未だにわかってない部分でもあるんです。

――次回は、マキエマキさんが自身の性事情について語ってくださいます!

マキエマキ
Twitter:@makiemaki50
Facebook:マキエマキ

52歳のフリーランス人妻フォトグラファー。昭和B級エロをテーマとした自撮り作品を精力的に発表している。「第5回東京女子エロ画祭」にてグランプリを受賞。