「国民総セックスレス時代」が叫ばれる日本において、性欲の低下は深い社会問題とも言われています。そこでトイズマガジン編集部は「性欲アップ講座」を開設。毎回、性のプロフェッショナルをお迎えし、性に関する悩みや不安の解消を提案しています。最終回では、マキエマキさんに、グランプリを受賞した「第5回東京女子エロ画祭」について、そして今後の活動についてお話していただきます。

――先日、マキエマキさんは「第5回東京女子エロ画祭」でグランプリを受賞されました。これは、相当な反響があったのでは?

マキエマキさん(以下、マキ):ありましたね。色んな方からお声掛けいただいて、自分を知ってもらう良いきっかけになったと思います。

――ツイッターで企画を知ったと伺いましたが、応募してみようと思い立ったきっかけは?

マキ:「女性による女性のための」というコンセプトに惹かれたんですよ。男性を敢えてスポイルしたところに感銘を受けました。

――他の方の出品作品を見た時、率直にどう思われました?

マキ:セクシャルなものをアカデミックに作られた方が多かったので、私の作品が受け入れてもらえるかがすごく心配でしたね。

――発表順もラストでしたもんね。

マキ:もう、重圧が凄かったです。プレゼンで話さなくてはならないと知ってはいたのですが、どうにも想像がつかなくて現場で正直に話していこう、と。

――でも、登壇した時のセーラー服姿には度肝を抜かれました(笑)。あれって、家から着てきたんですか?

マキ:はい。実は、玄関を出る直前までホタテビキニの上にスクール水着の予定だったんですよ。絶対に面白いと思って。でも、さすがに旦那から「やりすぎ」とストップがかかって……。

――妥協してのセーラー服(爆笑)! 改めて思いましたけど、すごいサービス精神ですよね。

マキ:何かを発表するにあたって、面白いくないと見てくれる人に悪いと思うんですよ。面白くなきゃ失敗です。とにかく、その場が盛り上がることが第一なんで。

――その気持ちは、あの会場中に伝わったと思いますよ。あの場でマキエマキさんのファンになった方も多いのではないでしょうか。

マキ:そうですね。「年を取るのが怖くなくなった」「50歳になってもこんな風にやっていけるんだ」なんて言っていただけて嬉しかったです。20代のモデルの子からも声をかけられたのですが、私を称賛してくださる方て、どこか若さを失うことを恐れていた女性が多いような気がしますね。

――わかります。マキエマキさんを見ていると、年を重ねることの素晴らしさ、楽しさを痛感しますから。

マキ:そういう風に言ってくださる方が多いのであれば、自分自身もっと頑張っていかなきゃと思いますね。

――それと、私がマキエマキさんの作品を見て最初に感じたことは「外に向かっているエロス」ということでした。作品を見た人にエロく感じて欲しい、楽しんで欲しいという思いを率直に受け取れたように思います。女性の自撮り作品では珍しいなとも感じました。

マキ:確かに、そこは私が最も意識しているところでもあります。仰られたように女性のセルフポートレートって本当に”内”に向いちゃうんですよね。

――その傾向は確かにあると思います。

マキ:実は一度、私の作品もセルフポートレートの展示に出したことがあるんですよ。その時に出てた他の作品は、まさにそういう内向きのものばかりで。まあ……場違いでしたね。

――想像ができます(笑)。

マキ:「失敗したー!」って思いましたよ。周りの作品を見ると、自傷行為の傷跡なんかを写した作品とか、自分の頭部がホルマリン漬けになってるような作品なんかがあって「私なんでここに出てるんだろう」って……。

――それはエンタメとアートの差でもあるのかもしれませんね。

マキ:ああ、確かに私は芸術とかアートだとか言われたくないですね。私の目指すところとは違うものなんだと思います。

――では、マキエマキさんの今後の目標について教えていただけますか?

マキ:最近、自分以外の女性を撮ってみたいという気持ちがフツフツと沸いているんです。これまで、他の女性と撮るなんてアパレル系の仕事や、頼まれて20歳くらいの女の子のヌードを撮る程度だったんですけど。

――それ、いいですね。私は自撮りの極意も教えていただきたいです。そういう講座があったら受けちゃいそうですよ。

マキ:それも機会があればやってみたいですね。他の女性のセルフポートレートをプロデュースするのも、面白そうです。

――ありがとうございました!

マキエマキ
Twitter:@makiemaki50
Facebook:マキエマキ

52歳のフリーランス人妻フォトグラファー。昭和B級エロをテーマとした自撮り作品を精力的に発表している。「第5回東京女子エロ画祭」にてグランプリを受賞。