フェチフェスはアダルトグッズの展示会というよりは、少数の性的嗜好だが分かり合える者同士が共感しあう様な個人サークルが数多く集まるイベントだ。しかし、そうした嗜好に理解あるショップやメーカーも多く出店しているのも特徴なので、今回はそうしたアダルトグッズメーカーやショップを巡ったレポートをお届けしたい。

トイズハート

フェチフェス常連のトイズハートは定番の「オナホくじ」のほか、500円~1000円で「AV女優さんから隠語を耳元で囁いてもらう」「ケツバットで叩いてもらう」「縄で縛って貰う」などのイベントを行っていた。また「オナホくじ」で貰えるオナホールはトイズハートちゃんねるで女優さんがレビューしたものというプレミアという新しい試みだった。実際、私も縄で縛って貰ったが、若月まりあさん縛るの上手い! ケツバットも後で女優さんのツイッターを見たら「腕が痛くなった」と呟いていたのでガチで叩いていたみたい。

信長書店

関西から新幹線に乗ってヒゲアブラーさん登場。物販はリグレジャパンの製品を中心に取り扱っていたが、ブース横の店内の写真が目を引いた。高級リアルドールが林立する店内の写真を見てみると「是非行ってみたい」の一言だ。

ラブメルシー

秋葉原駅前のラブメルシーはSMグッズを中心に取り扱っていた。自社で発売した約2000円で始める「はじめてのSM遊びセット」から職人が手作りしている高級鞭まで予算やプレイに応じて選べるラインナップだった。

SSI JAPAN

SSI JAPANは渋谷のバイブバーと共同での出店。TVで取り上げられ人気となったチクニーグッズ「ニップルカップ(Nipple Cup)」を実際に動かして展示していた。また、写真のリアル巫女さんが切り盛りする「あだると縄ひもくじ」は1回1000円で色々なグッズが当たるくじだが、大当たりは同社の新製品「絶対イカせるSMグッズ Bondage Starter Kit」。通販価格で4000円超えの太っ腹企画だった。

XCREAM(TMA VR)

動画等の配信サイトであるXCREAMでは「なないちゃんとあそぼ」や「TMAのVR体験」など実際に体験できるイベントが催されていた。今回は涼海みささんがお相手してくれる「TMAのVR」を体験してみたが、VR技術だけでなくタマトイズの「エンジェリックドール」までも駆使したよりリアルな仮想体験を楽しむことができた。

冒頭にも書いた通り、企業の見本市ではなく、どちらかというと個人サークルが主役のイベントだ。布面積の小さなコスプレ写真集やオリジナルデザインの鞭、アクセサリーが売られていたり、AV女優さんが個人サークルとしてグッズ販売しているブースもあった。また今回レポートでは触れていないが、ステージパフォーマンスなども盛り上がったようだ。
実際トイズハートブースで縛られながら感じたことだが、縛る女優さんも笑顔、縛られる私も笑顔、それを見ているギャラリーも笑顔。少数の性的嗜好でもみんなが笑顔になれるそれがフェチフェスというイベントなのだ。
(取材・文・写真=平野敏明)