B級スポットは、刺激好き人間ホイホイ。堂々とちんこやまんこの石像が飾られている神社に足を運ぶと、「私もこれでいいんだ」って勇気をもらえる。
日々、アダルティックな刺激を求めて下ネタ系B級スポットを探すも、出てくるのは多くの人に行きつくされた秘宝館や、性器を祀った神社。それはそれで魅力はあるけれど、自分はもともと歴史的建造物への興味が薄いので、神社にちんこやまんこの形の石が並んでいるのを見ても、あんまりピンと来ない。そんな天の邪鬼なアダルトライターが「今世紀を代表する、真の刺激注入スポットはここだ!」と思う場所を3つ選んだ。

やわらか美人な彼女たちに会いに行く

日本屈指のラブドールメーカー、オリエント工業のショールーム。
私がこの存在を知ったのは、就職活動の一環で「工場見学」と検索したとき。食品メーカーだの、素材メーカーだのといった名だたるメーカーのリストの中に、「精巧なラブドールが生で見られる」という場所が紛れており衝撃。早速、他社メーカーの見学なんて後回しにして、上野ショールームに電話予約をした。
嫉妬するほどきれいで可愛い、あどけない表情のラブドールたちがずらり。「カワイイ~」と言いながら、ふにふにの気持ちいいシリコン製の肌を触るのも良いけれど、勇気を出して彼女たちの穴に指を突っ込んでみて。
でも、こういう場所って「他の男性客の目が怖くなーい?」「『冷やかしに来てんじゃねえよ』って睨まれないの?」という心配も不要で、電話予約必須、大人数での来場禁止。予約をすると、30分間貸し切りで、恥じることなくじっくりとラブドールを眺めることができる。
多くの男性を虜にする、そして女も嫉妬してしまうほど美しい、人間の性欲と技術を集結させたラブドール。人生で一度は見ておきたい。
リアルラブドールオリエント工業ショールーム(上野・大阪・福岡)

私たちの性活を支える、超大手AVメーカーの超マジメな採用説明会を聞く

超大手アダルトビデオメーカー、ソフト・オン・デマンドの採用説明会。
「SODの説明会に行ってきたけど質問ある?」「アダルトビデオメーカーの会社説明会に参加してみた」と、会社説明会のレポートが多く輩出されている伝説の企業説明会。フツ―の企業の説明会に行ってわざわざ「●●銀行の企業説明会に行ってきた」と書かれることはほぼないから、SOD説明会の衝撃と影響が計り知れるだろう。
かくいう私も新卒の時にドギマギしながら足を運んだものだ。私が参加した回にいたのは、女性2割、男性8割ほどだっただろうか。いかにヌケる作品づくりに本気で取り組んでいるか、童貞はこの場に何人いるかの唐突なアンケート(笑)など、性にまつわる様々なことを話す。ちんこが、精子が、オナニーが。過去に参加したお堅い企業説明会にウンザリしていた私は圧倒された。社長のスピーチには、「私の居場所はここだ……!」と思わせる勢いがあった。その時にもらえたお土産はお米で、高橋氏が経営をはじめた農場で取れたもの。「SODをおかずに食べてね」というシャレを込めたものらしい。しかし、割と大きくて、実家暮らしの人は家に持ち帰ることもできず、一人暮らしの参加者にみんな渡してしまっていた思い出がある。結局、親の承諾を得る段階に進めず辞退してしまったが、荒んだ就活生活のなかで、SODの説明会はとんでもない潤いだった。すべての就活生が、一度は参加するべき有意義な説明会だ。
ちなみに、私が中途として連絡したときは「新卒の説明会に参加してください」とのことだったので、新卒で機会を逃してしまった人にも説明会に参加するチャンスは与えられる。
ソフト・オン・デマンド新卒採用ページ

カウンターに並べられたのは、麗しいバイブたち

女性・カップル限定バイブバー「ワイルドワン」。
オープン当時、「しみけんのうんこカレーショップと同じで、コンセプトカフェ的な短期の企画かな?」と思っていた自分を恥じた。今やバイブバーは、大人の女の嗜みの場、そして婚活の場になっている。
お酒の瓶がきれいに並べられてるバーカウンターの後ろが全部バイブ! 入り口が女性器をかたどっていたり、トイレの便座が裸の人間だったり、流すレバーがちんこ型だったりと、細部までこだわりが行き届いたミニ秘宝館のような店内。照明は薄暗く、羞恥心は薄れる。女性かカップルでしか来れないので、男性がフリーで来て声を掛け合うハプニングバーとは大きく異なり、女性の快感の園といった雰囲気だ。どんなに充実したアダルトショップに行こうとも、ここまで多くのバイブが揃っているのを見たことがない。
女性・カップル限定バイブバー ワイルドワン

人生に刺激を注入して

オリエント工業のショールームに行く時、「冷やかしだと思われて怒鳴られたらどうしよう」「怖いお兄さんが出てきたらどうしよう」と思った。
アダルトビデオメーカーの就職説明会に参加申し込みをした時、「なんで即入社しないんだって詰められたらどうしよう」と思った。
バイブバーの予約をした時、「私は場違いなのかも」「バイブの玄人のお姉さんたちが色っぽくお酒を飲む場所なのかも」と思った。
しかし、これらはすべて妄想だった。囲われた屋内のフェティッシュな場所に足を運ぶのは、いつだって緊張する。でも、空気なんて読まなくていい。いつだって、空気を作るのは自分なんだ。お金の無かった学生時代に、勇気を出して予約電話を入れて行ったこれらの地が、私の人生に刺激を注入してくれたなと感じる。人生に刺激を。
上記3か所クリアしている方は、漏れなくモノズキ! 仲良くしてね。

三尾やよい

悪趣味が高じてフリーライター。エロ・グロ・ゲテモノ。アダルト系WEBコラム連載/ニュースメディア翻訳ライター。毎日がFernweh(;-;) 将来の夢はベルリンで引きこもって夜な夜なテクノ鑑賞。