暑くて溶けそうな日は、店内が涼しいアダルトショップ巡りに最適ですね。けれども、炎天下のなか駅から遠く離れた辺鄙なところにあるショップにいく体力は無い。
最近、「上野なら駅近にアダルトショップがある」という情報を聞きつけ、上野に行って参りました。

公式サイトの地図

JR上野駅・広小路口を出て、ユニクロとおもちゃのヤマシロヤの間の「上野駅前通り」を進みます。「こんな老若男女の通る道にアダルトショップが？」と疑いながら進むと、そこには目を疑う光景が！

なんと、飲食店に紛れて2件のアダルトショップがででーんと向かい合っていました。あまりにもその道に馴染みすぎて、一見ドン・キホーテかヴィレッジヴァンガードか、派手な雑貨屋さんかな、とも思えます。
今回は、入り口すぐのマネキンが目を惹く「大人のバラエティショップ エムズ上野」にお邪魔しました。

入店への一歩

老若男女の通るこの道ですから、さぞかし入るのに勇気が要るかと思いきや、外国人客を中心にまるでコンビニに入るかのようにサクッと入っていくので、はじめの一歩がとても簡単な場所でした。

1F グッズ総合フロア

1FはTENGA、ローション、ランジェリー、オナホール、バイブ、アナル用品、コックリング、薬、ディルドなど、ほぼ全種類のアダルトグッズがぎゅっと詰まっています。
「アダルトショップに入ってみた」系の男の子たちに、まんまと「こんなん見たことねえよ」と言わしめたように、色々なものをぐるぐると見て楽しんでもらえるような構造です。
人通りが多いからといって冷やかし的なお客さんばかりではなく、AV女優や美少女キャラをモチーフにしたオナホールは1Fの奥まったところに置いてあり、そこではオナホガチ勢が真剣に選んでいるのが伺えました。
また、1Fで面白いと思ったのが、SMコーナーがやけに大きいこと。縄、首輪、猿轡などがバイブやローターよりも比較的大きい売り場面積を取って売られていた印象がありました。誰かの趣味なのだろうか。

2F ランジェリー

大事なところに穴のあいたパンティや、胸丸出しのボディスーツなどエッチなランジェリーがずらり。
ここで特徴的だったのは、おとこの娘向け商品の豊富さ。「激レア!! 大きいサイズコーナー」には、7Lまでのベビードールが置いてありました。
また、「生乳ブラ」という、装着したらぷるんぷるんの胸が手に入る面白いものも置いてあり、「私がつけたいわ！(笑)」と思いました。

3F コスプレ

イベント行事に欠かせないコスチュームや流行りのAKB風コスプレを始め、マニアックな衣装まで充実な品揃え。
水着ビキニ、JKコス、メイド、キャラものなど、キワドいコスプレが豊富です。「ハロウィンでも使えるのでは!?」と思いましたが、想像以上にエロいデザインのものが多かったので、夜の営み用の方がいいかも知れません（笑）。
また、ここでもおとこの娘コスチュームのコーナーが大きめに取られており良心的。ウィッグの種類も豊富でした。試着室もあるので、着て見て触れます。

ここで、上にあがる階段の前に「女性の方ゴメンナサイ」と表示がありました。女人禁制の世界が上に広がっているようです。まあ、行くんですけどね。(※許可取済)。
「行っても普通のAVコーナーだよ〜」と言われていたのですが、そんなことない。普通のAVコーナーではない世界が広がっておりました。

エムズ上野の真骨頂！ 4F・5F DVDコーナー

1Fを見て帰ってしまう人は、非常に勿体ない。私からしてみれば、エムズ上野の一番の魅力は4Fにありました。
階段を登りきると、前から横からAVがせり出している！ 斜めに置かれた棚の効果か、まるで人を取り囲んで迷路に迷い込ませるような配置になっているので、集中してAVの世界に浸ることができます。AVが流れているモニターは、4Fでは7〜8個ほど。「あっあっ」「ああああん！」と、至るところから喘ぎ声が聞こえてくると、ついムラムラしてしまい、大きな画面のAVについ見入ってしまいます。ああ、ヤリたい。
この場所にいると、ぼうっとしてきて官能が刺激される感覚を得ることができました。

アダルトショップは全フロア回るべし

勇気を出してアダルトショップに入った場合、どうしても1Fの激しい色使いのグッズのところだけ見てお腹いっぱいになってしまうこともありますが、フロアが分かれていたら1000%すべてのフロアを見たほうが良いでしょう。
特に、バイブやローターなどといった派手なグッズが置かれているフロアはテンション高めの空気感がありますが、エムズ上野さんですと上の階にあがるに連れて、どこか心が落ち着くエロ空間を感じます。特に4Fの、あのAVに囲まれる構造のDVDコーナーは今まで様々な店舗を回った中でも独特で、「今すぐAV見たい。ヤリたい。オナりたい。」と、性の喜びを思い出させてくれるG(oodな)スポットでした。
（取材・文・写真＝三尾やよい）

大人のバラエティショップ エムズ 上野