アラブ人型のフィギュアを握っているだけですから(笑)

先日思うところがあり、久しぶりに手で抜いてみた。現在、私はトイズマガジンでオナホのレビューやコラムを担当させて頂いている立場ではあるが、初めてオナホを使った約15年前の第一印象は「手 >>> オナホ」だった。この辺の流れは以前のコラム(オナホの種類は無限、色々使って自らの好みを探してみよう)において時系列で書いてみたので、どうやってオナホの良さを知ったかはそちらを参照してみて欲しい。

それでは久しぶりに手で抜いた感想だが、結論から言うと全く気持ちよくない。言い換えると、ここで足りないと感じたものがオナホのメリットではないかと思うのでそこら辺を今回は書いてみようと思う。

まず、一番目に「柔らかさが物足りない」と感じた。初めてオナホを使用した時は、手のゴツゴツした刺激をスポイルしてしまうデメリットに感じた柔らかさが、今回はその柔らかさが無いことに不満を感じた。最近は素材の研究で、柔らかさやまとわりつき方も各種揃っていて好みの素材が選べるので、自分が好きなのは固めなのか、柔らかめなのかを色々試して知っておくと良いだろう。私の場合は包まれるほぼ刺激のない柔らかさも好きだが、一方でやや硬めの高刺激も絞り出されるようで好きだ。それぞれの特性を理解して気分で使い分けている感じだ。

そして、二番目には昨今のこだわりの内部構造に慣れてしまうと「指の凹凸だけでは物足りなかった」。ヒダ、イボ、コブ、ワインディングなどに加え、3Dプリンタの普及でさらに各社理想の内部構造を追求している。オナホ素材の固さと内部構造がマッチした時、その気持ちよさは手では遠く及ばない。いくつものスパイスで深い味付けをされた料理を食べ慣れててしまうと、塩を振っただけのものはもう食べられない様な感じだ。

久しぶりに手で抜いてみて驚いたのは、手とオナホの第一印象「手 >>> オナホ」が自分の中で逆転していたことだった。何本ものオナホを楽しんでいる人にとっては「何を言っているんだ?」の話かもしれないが、使い方を誤ったり、合わないオナホを使用して「オナホ否定派」になってしまった人は少なからずいるのではないだろうか。

しかし、星の数ほどオナホの種類がある昨今、自分に合うオナホは必ずある筈だと思う。もしオナホで気持ちよさを享受できなかったら「オナホなんてそんなもの」と諦めずにお店の人に聞いてみよう。適当に買うより使った感想などを言いながらアドバイスを貰うと数本目でいい感じのオナホに出会えるはずだ。
「自分に合わないオナホを掴んでしまったら、そのオナホを嫌いになっても、オナホ全部を嫌いにならないでください!」という言葉で今回のコラムは締めたいと思う。

平野敏明
平野敏明
Twitter:@jokegoods

買う物が無くても時間があればアダルトグッズショップに足を運ぶグッズファン。エアピロー系、ランジェリー、コス、二次元系パッケージが特に好き。PNはこの業界で初めてカメラマンの仕事を始めたとき編集長から頂いた名前。