関西でトップクラスの高い知名度を誇るアダルトショップ・信長書店。現在は関西で7店舗展開しており、全国的にも注目されている有名グループ店である。
今回伺ったのは、信長書店 大阪駅前第一ビル店。オフィス街のビルに居を構える同店は、2018年の7月にアダルトグッズ売り場を大幅リニューアルしたばかりなのだとか。

――以前に比べて、かなりグッズ売り場の敷地が拡がっていますね。これは、近年のグッズの売り上げの増加が大きく関わっているのでしょうか?

信長書店 大阪駅前第一ビル店 店長(以下、店長):はい。実のところ、3年ほど前からアダルトグッズの売り上げは右肩上がりなんですよ。なので、少しずつコーナーを拡げてはいたのですが、今回はかなり思い切りました(笑)。

――ワンフロアで見通しが良い売り場ですが、どういった点に注視した作りなのかを教えてもらえますか?

店長:当店の客層は、他のグループ店に比べると年齢層が少し高めなんです。そのせいか、人気の高いグッズほど売れる傾向にはありますね。

――なるほど。例えば、売り上げランキングの上位にくるような商品ほど売れるという。

店長:だからこそ、それ以外の商品にもしっかり目を向けてもらえるように使い方や特徴を伝えるポップは、よりわかりやすく読みやすくを心掛けています。

――入ってすぐの右手側はローションの棚なんですね。

店長:はい。ここまでローションを前に押し出している店舗って結構珍しいんじゃないかと思うのですが(笑)。実は他の店舗よりも当店はローションの売り上げがかなり高いんですよ。

――今もっとも人気があるのは、どのメーカーのローションですか?

店長:やっぱり「ペペ」ですね。老舗であり知名度も高い分、とにかく強い。そして、皆さんが思っている以上に用途毎の種類もとても豊富なんです。

――確かに、他ではあまり見たことがない種類のペペローションが……。

店長:ローズの香りやコラーゲン入りのもの、女性に向けた手コキ専用など、ありとあらゆる使用法を想定してあります。もちろん、他のメーカーも用途を細かく分類した専用ローションをどんどん出してきていますよ。実際に使い比べて、自分にぴったりものを探してみてください。

――そしてやはり、広範囲を占めているのがオナホールのコーナーですね。

店長:そうですね。売り場の1/3がオナホールなんですよ。

――ここは新作が置かれている場所なんですね?

店長:はい。最近の傾向としては、女優系が増えているように思います。特に8月・9月は驚くほど売れていて、これまでとは違う動きが出始めているのが面白いですね。

――メーカー毎に棚が作られていて、さらにそこで人気ベスト5を発表しているのは凄いですね。確かに、これはお客様にとって良い指針になりそう。


店長:オナホール全体でのランキングも発表しているのですが、メーカー毎でも示すことでお客様の選択の幅をさらに広げてあげられているのではないかと思います。

――メーカーの特色や傾向がわかりやすいので、初めてオナホを買うってお客様もワクワクしながら選べそうです。

店長:「わかりやすさ」という点については、もっとも強く意識していますね。初めてアダルトショップに足を踏み入れた方が楽しみつつグッズについてを学べるような、そういう売り場にできればと思っています。

――この、オナホを実際に触れる展示は信長書店のグループで統一されているものなのですね。

店長:はい。好みの柔らかさ・硬さを確かめられるとお客様からも好評です。

――私もこの展示は好きです。ずっと触っていたくなる……。

店長:これが購入の決め手になることも多いようです。皆さん、遠慮せずに触ってください(笑)。

――今、大阪駅前第一ビル店で要注目のアダルトグッズは何でしょうか?

店長:それはずばり、アナル系ですね。中でも、初心者でもしっかりとドライオーガズムに導いてくれる「アネロス」のシリーズは飛ぶように売れています。

――棚を見る限り、新作も充実していますね!

店長:発売直後から即売れの人気商品です。他のお店では売り切れているところも多いようですが、当店でしたら直ぐにお出しすることができますよ。

――これはリグレジャパンの「おもちゃ固定器ハンズフリー」ではないですか。一緒に置かれているのは……。

店長:これは「GENERATOR~自家発電~(ジェネレーター)スプラッシュタイフーン」ですね。手動回転式のオナホで、「おもちゃ固定器ハンズフリー」と一緒に使うと安定するので強い刺激が加わるんですよ。

――これなら固定して回せるわけですよね。画期的なグッズコラボですね!

店長:使ってる時の見た目のインパクトはなかなかだとは思いますが(笑)。今後もこうしたコラボレーションも提案していけたら面白いんじゃないかと。

――電動グッズ売り場のランキングは、電マ、ローター、バイブも併せてのものなんですね。

店長:客層的に年配男性が多いため、女性のお客様が自分でここに来るというよりは「男性が買ってプレゼントする」パターンが多いんです。

――なるほど、買いにくる男性客へのわかりやすさを優先した形ですか。

店長:とはいえ、ここはオフィス街ですし、もっとOLさんが足を運んでくれたらいいなとは思っているんですよ。女性のお客様を奥のこのコーナーまで誘導できるよう、店も工夫は凝らしています。

――なるほど。それで入口にセクシーコスチュームがズラリと並んでいたわけですか。

店長:はい。まずはここに興味を示してもらって、もっとセクシー度が高めなものをお求めならば奥のグッズコーナーへ……という流れで。

――女性がまず、お店に入るための第一歩としては良いきっかけになりそうですよね。

店長:そう。何よりその一歩が大事なんです。これは女性のお客様に限らず、アダルトグッズにあまり馴染みのない男性にも同じことは言えるので、入口付近はその辺りを強く意識していますね。

――実際、ショーウインドウも女性の視線を意識した作りになっていますよね。ランジェリーショップみたいで可愛かったです。

店長:この部分には、仕事帰りのOLさんが気軽に立ち寄れるような見た目を心掛けています。今後は、これまで以上に幅広い客層に支持される店を目指して、どんどんアダルトグッズの面白さを世に広めていければと思っています。

――わかりやすさと買いやすさをモットーにコーナーを展開している、信長書店 大阪駅前第一ビル店。アダルトグッズ初心者さんにこそ、ぜひ足を運んでみてもらいたいお店です。ありがとうございました!
(取材・文・写真=もちづき千代子)