HIVセルフチェック

HIV感染とAIDSが同じだと思っている方は多いと思いますが、実はこの2つ全く違うものなのです。それではHIV感染とAIDSがどう違うのか詳しく紹介していきましょう。

HIV感染について

HIV感染というものはヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)の頭文字をとったものです。
つまり、ウイルスの名前ですね。この、HIV感染ウイルスの主な感染経路は「1.性的接触」「2.母子感染」「3.輸血や臓器移植といった血液由来」によるものとされています。そのうちの8割が性行為によるものです。HIV感染ウイルスは血液や体液を介さなければ感染する可能性は日常生活上では限りなくゼロに近いと言って良いでしょう。HIV感染ウイルスは体外に出るとすぐに感染する力を失ってしまいます。このウイルスに感染すると、感染してから数日の潜伏期間後約2週間から6週間の間に発熱やのどの痛み、赤い発疹、筋肉痛といったインフルエンザのような症状が現れます。
しかし、この症状の現れ方も人によって違いがあります。しかし、放っておくとこの症状も消えていきます。感染の可能性がある場合にこのような症状が現れたときは保健所などに相談してください。この初期症状が消えるとほとんどの人には症状が現れない、無症状期と呼ばれる症状が出ない状態が、長い間続くといわれています。このときの状態を「無症候性キャリア」と呼びます。

この状態は一般的に数年から約10年続くとされています。この状態では、症状がないので感染に気がつきませんが、体内では、毎日100億個ぐらいのHIVウイルスは増殖し続け、免疫機能を壊し続けます。その間も予防せずに性行為を続ける事によって他の人に感染させてします可能性があります。HIV感染の状態では、症状が現れないので受診や検査行動につながりません。そしてAIDSが発症してから初めてHIV感染が判明するという状態が増加傾向にあります。これをいわゆる、「いきなりAIDS患者」と呼んでいます。この、「いきなりAIDS患者」は新規のHIV感染患者数の約3割(毎年400件以上)ともいわれています。HIV感染だけでしたら適切な治療でAIDSの発症を抑える事ができます。現在日本で実施されているHIV感染症の治療方法は3つ以上の抗HIV薬を組み合わせて服用する方法です。治療方法は日々改良されているので治療の成功率は飛躍的に向上しています。

AIDSについて

HIV感染が進行し、免疫力の低下によってAIDS特有の23個の疾患のいずれかを発症した場合、AIDS(後天性免疫不全症候群)発症となります。AIDSを発症してしまうと治療をしない場合では余命は2~3年といわれています。エイズ治療薬はHIV逆転写酵素阻害剤やHIVプロテアーゼ阻害剤が市販されています。また新薬の治験も進んでいます。厚生労働省では、AIDSの治療薬の認可を早めるため迅速認可制度をとっています。AIDSの治療薬は現在でも世界中の各国で開発を進めています。厚生労働省はAIDS治療薬研究班を設け、承認済みの薬剤だけでは治療が困難なAIDSやHIV感染症の患者さんに対して、日本国内で未承認であっても海外で既に承認されている薬剤を輸入して担当医師へ提供する取り組みを行っています。

まとめ

HIV感染の状態でしっかりと治療を行えば他人に知られずに治療を進める事ができます。また、不用意な感染を食い止める事も可能です。しかし、AIDSを発症してからでは入院治療が必要となり周囲の人に感染した事を秘密にしておく事は不可能に近くなってしまいます。AIDSを発症する前ならしっかりとした治療を受ける事でAIDSの発症を食い止める事ができます。また、HIV感染の心当たりがある場合は早めの受診をお勧めします。
また、有効な予防策としては性行為をしないもしくは、コンドームの正しい着用です。コンドームを装着するときは最初から終わりまで装着するようにしてください。写生の前後に出るいわゆる先走り液にもHIV感染ウイルスが含まれています。フェラをする際もコンドームは装着してください。コンドームの保管方法にも注意が必要です。コンドームはお財布などの柔らかい場所に保管するとゴムに傷がつくのでハードケースで保管するようにしましょう。また高温になる場所や防虫剤のそばに置かないようにしてください。
HIVウイルスは異性間での性行為でも感染する事が考えられています。自分は特定の人としか付き合っていなくても、相手が不特定多数の人と性行為をした経験があれば感染する可能性はあります。HIV感染者は恒に身近にいると思って間違いないでしょう。実際、内視鏡検査や入院時の検査、妊婦検診、歯科受診でもHIV感染が発覚しています。これだけ身近になったHIV感染ですから自分の身は自分で守る事です。性行為をする際は必ずコンドームを装着させてください。もし、不安に感じたら保健所で匿名の検査ができますので早めに受診してください。以下のサイトではHIV検査や相談窓口を検索できるので少しでも不安を感じたら検索してみるのも良いでしょう。

HIV検査・相談マップ

あきこ
Twitter:@manekineko0225

風俗業界で10年働いたのち、ライターに転身。
プライベートでは○十年セックスレスになりアダルトグッズに目覚める。
アダルトグッズの紹介だけではなく、医療系に従事していたことがあるので性病に関する情報提供や、女性がアダルトグッズを抵抗なく購入できるようにと願っているライターです。