おとなのコンビニ、Toy's倶楽部 梅田店

店の都合でお客にウソは× ガチのオススメだけを紹介

関西に4店舗を展開するToy’s倶楽部を訪問。「おとなのコンビニ」を標榜する同店は、とくに品ぞろえにこだわっている。

村崎店長:お客様から『あの店にはあったのに』と言われるのがイヤなんです。ただ店内のスペースは限られていますから、絶対に置かなければいけない定番品、お客様にアピールしたい商品などを日々リサーチし、陳列も工夫してできるだけたくさん置ける努力をしています。

また、同店はオススメ商品に対して独自のポリシーを全うしている。

村崎店長:よく新作商品をオススメとしてお客様に勧めているところがあります。でも、新作でよく知らないのにオススメって(苦笑)。ウチではスタッフが使ってみて本当に良いと思った物、お客様の声を拾い上げて人気の高かった物を『オススメ』として出している。このお客様の声というのは本当に助かっていて、グッズの思いもよらない使い方をしているなんて聞いたときには、了解を取った上でウチでも提案したりしています。情報源としてリアルなのはお客様なんです。

おとなのコンビニ、Toy's倶楽部 梅田店

店員と話したくないお客には商品POPが接客

ほかに力を入れているところとしては、店内のPOP作りだ。

村崎店長:アダルトグッズというジャンルの性質上、店員と接するのを嫌がるお客さんの比率も他ジャンルに比べて多いでしょ。だから、商品に接客をしてもらうということも大切。そのためには『オススメ』の商品に、どこが良くて、どういう使い方をして、どういう人に向いているなど、店側が伝えたいことを効率よく伝えられるPOP作りには日々工夫しています。実際、毎日のように手書きのPOPは増えているんです。ほかにはオススメしたい商品はできるだけ、サンプル品を置いて触ったり、動かしたりできるようにしています。

おとなのコンビニ、Toy's倶楽部 梅田店

また、Toy’s倶楽部は大坂以外にも店舗を持っているため、地域性にも配慮する。

揚田社長:全店のスタッフにはまず、Toy’s倶楽部の土台というものを理解してもらい、その上で独自の創意工夫を凝らして店を作り上げていってもらっています。例えば、広島店では近所に飲み屋がたくさんあるので、アダルトグッズのほかにお姉ちゃん向けの化粧品や小物をそろえたり、売り場の様子や品ぞろえはそれぞれのお店で違います。

2002年にオープンした同店はこれまで積み重ねてきた経験を基に、地域ごとで独自の進化を続ける。
それは独りよがりではなく、お客様を冷静に見据え、ときに協力しながら店を作り上げる姿勢のたまものでもあるのだろう。

おとなのコンビニ、Toy's倶楽部 梅田店

店内にはたくさんのPOPが配置されていて、商品を詳しく説明していた。そんななか、某ロボットアニメの名台詞をオマージュしたユニークなPOPを発見。あえて言おう! 小技が効き過ぎだと。

おとなのコンビニ、Toy's倶楽部 梅田店
社長のパッションで実現! SMグッズ名店の大阪支店
同店はSMグッズの名店である六本木セビアンの大阪支店として、セビアンのグッズも扱っている。これは揚田社長がオープン当初からセビアンの商品を気に入り、東京に出かけるたびにセビアンの社長さんにお願いを繰り返したとか。最初に面会を許されたときは嬉しすぎて、帰りの電車賃以外はすべてセビアンの商品を仕入れてしまったとか。

おとなのコンビニ、Toy's倶楽部 梅田店
Toy’s倶楽部 梅田店のポイント
実はToy’s倶楽部には、ネットショップがないんです。昔は挑戦したこともあるのですが、店舗とサイトの価格差などの諸問題が出てきてうまく行きませんでした。しかし、関西以外も含めて、より多くのお客様に満足していただけるよう、ネットも実店舗も本気で考えていきたいと思っています。また、年配のお客様から「性」の悩みを受けることが多いので、それを解決できるグッズの充実に力を入れることも急務ですね。