【アダルトグッズのお勉強】「フグ」から始まった オナホのヒストリーTENGA

オナホール業界のターニングポイントとなった「TENGA」。アダルトグッズに見えないデザインが幅広いユーザーに受け入れられた。

アダルトグッズの制作サイドに協力を仰ぎ、グッズのイロハをレクチャーしていただくアダルトグッズのお勉強。
今回の先生は、クオリティーの高い製品を世に送り出す、RENDS社・渡辺晴義社長。

オナホールの歴史的な流れ

ここ数年、市場を席巻するようになったオナホールですが、かなり昔から作られていました。私の思春期時代では、「しびれフグ」というフグの形で口に性器を挿入するオナホールが話題で、おそらくコレが草創期だったはず。そして、古くは「セーラちゃん」シリーズ、最近では「名器の証明」シリーズなど、数々のヒット商品が生まれましたが、そのなかでもとくに業界のターニングポイントと言えるが、05年に発売された「TENGA」。これまでにない優れたデザインが大ウケして、業界におけるオナホールの地位を一気に向上させ、現在では市場の7~8割を占めるまでに至っています。

【アダルトグッズのお勉強】「フグ」から始まった オナホのヒストリー名器の証明 小澤マリア

“名器の証明”シリーズの第一弾は、人気AV女優・小澤マリアさんをパッケージに。

その影響で毎月、多くのオナホールが発売されていますが、素材自体は至極単純で、ポリマーと油だけ。意外に感じるかもしれませんが、素材の品質差はあっても、使われている素材はポリマーと油というのがベースになっています。業者サイドも「うちは100g、100円で作るよ」とか、「300gでこの価格は安いよね」とかいう会話をよくしますし。それでは、どこで差が生じるのかといえば、先に述べた素材の品質差。そして、配合や成形する温度など、製造工程で使い心地が違ってくる。具体的には、変に油臭かったり、質感が悪いというような感じですね。オナホールは製造工程でロスが生じる(成型後、本体の端に漏れた素材が残る)のですが、それを再利用するところもあるようで。この点については、価格の安さを求めるのか、コスト度外視で品質を追い求めるのか、中庸を行くのか、メーカーの商品開発に対する考え方に大きく左右されるところ。市場動向のような外的要因も関係してくるので、一概に良い悪いと言えなくて、ショップの方たちはそれらの事情を踏まえ、地域のユーザーの動向を加味して、仕入をすることが重要になるのではないでしょうか。ものづくりに携わる人間としては「安かろう、悪かろう」の商品に対して、いろいろと思うところはあるんですが(苦笑)。


エキスパートが語るオナホ業界の今後