ドライオーガズムの仕組みと快感を真面目に語る!『日本ドライオーガズム協会 シンポジウムVol.01 ~狂乱の前立腺革命~』イベントレポート

2016年4月14日(木)、【一般社団法人 日本ドライオーガズム協会】が主催する第1回目となるイベント『日本ドライオーガズム協会 シンポジウムVol.01 ~狂乱の前立腺革命~』が開催されました。

ドライオーガズムとは、男性における射精を伴わない性的興奮の絶頂のこと。男性器を刺激して達する射精の快感とは違い、主に前立腺を刺激することで感じることができるアナルプレイの一種です。M性感などの風俗店でもサービスを受けることができますが、ここ1~2年は個人で楽しむマスターベーションのひとつとしても注目されていて、オナニーをもじって「アナニー」の愛称で親しまれるようになりました。

このアナニーブームの影響で、アナル用アダルトグッズも次々と発売され、都内のアダルトショップではアナルグッズコーナーが設けられるまでに。昨年以降、急激に売れ行きを伸ばし、今、注目のジャンルとなっています。

そんなドライオーガズムの普及と発展を目的として設立されたのが、【一般社団法人 日本ドライオーガズム協会】。日本におけるドライオーガズムの初めての学術研究団体で、医学的な研究を基礎に、ドライオーガズムに関する技能研修などを通じて人材を育成、ドライオーガズムの社会的な認知を広げる活動を目的としています。現在、協会員を募集中。協会員のドライオーガズム達成のサポートと、男性の新しい幸福追求の形を提供する活動に従事しています。

さて、【一般社団法人 日本ドライオーガズム協会(通称JDA)】が、社会貢献の一環として開催したのが、今回のイベント。東京都杉並区にあるイベントスペース『阿佐ヶ谷LOFT A』を会場に、熱いトークショーを繰り広げました。

ドライオーガズムの仕組みと快感を真面目に語る!『日本ドライオーガズム協会 シンポジウムVol.01 ~狂乱の前立腺革命~』イベントレポート

当日登壇したアナリストの面々。
左から、JDA代表理事・S氏、JDA講師・えねだるま氏、スティーミー・ワンダー氏、アナリスト設楽氏

イベント開始前、初の試みに緊張と期待の色を隠せない代表理事のS氏を発見! お話を伺うことができたので、気になる協会発足のきっかけを聞いてみました。

「アナニーの愛好家が増えてきたというのが発足のきっかけです。一見バカらしく見えるかもしれませんが、ドライオーガズムを真剣に考えて、学術的なところまで高めていきたいというのが我々の思いです。それが面白くもあり、より多くの人々に影響を与えられると考え、社団法人として活動するに至りました。しかし、愛好家が増えてきたとはいえ、まだまだドライオーガズムの社会的な認知度は低く、楽しみ方などの情報は、ほぼネット上でのやりとりに限定されているが現状なんです。やはり、アナルプレイということで誤解されることも多く、なかなか人には言えない楽しみですからね。そこで、そんな潜在的な愛好家たちの情報交換の場を提供したいという意味もあって、今回のシンポジウムを開催することとなりました」

そう聞かせてくれたS氏の表情は、どこかいたずらな笑みでいっぱい。「もしも、学術的なシンポジウムだったらどうしよう。きっと理解できない…」と、不安でいっぱいだった筆者はほっと一安心。そもそも、ここはサブカルチャーの聖地として人気のイベントスペース。シンポジウムという仰々しいタイトルも、協会の悪戯心の表れだったのです(笑)。

いよいよ、イベントスタート。一体、どんな人たちがやってくるのかと会場内を見渡してみると、会社帰りと思われるスーツ姿の男性やカジュアルないでたちの若者など、いわゆる普通の人たちでいっぱい。意外だったのは、数名女性のお客さんもまざっていたこと。どうやら「男性にしてあげたい」と考えている好奇心旺盛な方々のようでしたが、これまた見た目は普通の女性。アナルプレイは、まだまだ一部のマニアのものではないかとも考えていた筆者は、早くも軽くジャブを食らった心境でした。

ドライオーガズムの仕組みと快感を真面目に語る!『日本ドライオーガズム協会 シンポジウムVol.01 ~狂乱の前立腺革命~』イベントレポート

えねだるま氏によるスライドショーや模型を使った解説

この日、行われたプログラムはこちら。
第1部 セミナーパート ~ドライオーガズムへの道~
第2部 トークイベント ~ドライ達成者のみが知る世界~
第3部 交流会 ~ドライマスターになんでも質問しちゃおう~

第1部は、JDAの講師であるドライマスター・えねだるま氏による、ドライオーガズムの解説。白衣に身を包み、スクリーンに映し出された教材や模型を使って真面目な口調でドライオーガズムのメカニズムを解説する、えねだるま氏でしたが「お尻は友達。あせらずゆっくり仲良くなりましょう」などの洒落の効いたトークとのギャップに会場からは時折笑いが沸き起っていました。

「ドライオーガズムは、ゲイ、ホモ、SM、苦痛などのイメージがありますが、誤解です」「自然と涙が溢れだすような強烈な多幸感、脳天を電流が突き抜けるような快感があります」などという話には、アナニー未経験という男性たちも興味津々で聞きいっていました。

第2部は、協会顧問であるイラストレーターのスティーミー・ワンダー氏と、ナース姿で登場した女装アナリストのアナリスト設楽氏を加えての座談会でした。

ドライオーガズムの仕組みと快感を真面目に語る!『日本ドライオーガズム協会 シンポジウムVol.01 ~狂乱の前立腺革命~』イベントレポート

来場者からの質問のほか、BBSで受け付けた質問にも回答した。

まずは、3人が実践しているアナニーとドライオーガズムに達する方法がテーマ。スティーミー氏は、思春期の頃、水槽のエアポンプを改造して自作したグッズを使い、ペニスを振動させることでドライオーガズムに達することができたというエピソードを告白。ところが『死んじゃう~と思って、それがトラウマになってしまった』と打ち明け、ドライオーガズムの強烈な快感について熱く語りました。一方、アナリスト設楽氏は、ドライとウエット(射精)とのはざまで快感を追求し200名とのセッション経験があるという実体験に基づき「頭がぐちゃぐちゃになる」ほどイキ続けたという電マをつかった方法をレクチャーしてくれました。

さらには、こんなまた失敗談の告白も。

えねだるま氏「寝室で潮吹きしてしまい布団が水浸し。後片付けが…」
設楽氏「お風呂場でローションを使って実践していたら、滑って…」
スティーミー氏「手を突っ込んで前立腺を刺激していたら、直腸ポリープを発見できた!」

そんなアナリストならではのリアルな実体験に、会場からは爆笑が沸き起こりました。

その後、「ドライを経験したことで変わったセックス観について」や「ドライオーガズムを達するには才能は必要なのか?」などの議論が交わされました。「ドライオーガズムに至るには没入感が大事。それ次第で誰にでも経験できる」という結論に達したことで、観客席は、ますますの熱気に満ちあふれました。

質問コーナーがはじまると、会場の男性客たちが、我も我もと手をあげて、これまで誰にも相談できなかったお悩みを打ち明けはじめました。「前立腺の快感を覚えると乳首が敏感になり気持ちよくなれるというのは本当か?」「ドライオーガズムを知ってしまうと、女性とのセックスに対する興味が失われてしまいそうで不安だ」などの声に、3人がそれぞれの研究結果に基づいた回答をしました。ちなみに3人の同一見解で「アナニーとセックスは別腹」というお話を聞き、ホッと胸をなでおろした筆者でした。

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えねだるま氏推奨グッズが並ぶ、「大人のおもちゃ通販大魔王」の物販ブース。

第3部は、出演者3名と主催者2名が客席に降り立ち、会場の参加者との交流会を行いました。出演者たちに群がり、思い思いの話に花を咲かせる参加者たちの笑顔を見ながら、今回の趣旨でもある「アナニストたちの交流の場」としての今回の催しが大成功をおさめたことを実感しました。

会場には『大人のおもちゃ通販大魔王』の物販ブースも設けられていて、えねだるま氏が推奨するグッズを購入する方が列を作っていました。特に人気があったのは、初心者向けの「白色ワセリン」「アナル ローション」「プラスティック浣腸器50ml」「アナルシスト コロネタイプ」の4点。さらに、ショップで一番人気という「ANEROS(アネロス)」や「エネマグラ」などのアナルグッズに手を伸ばす方たちも多く見受けられました。
また、お土産として「前立腺開発キット」が配られ、中には、簡単なアナニーのやり方が書かれた解説書とローション、指サックが入っていて、今夜から早速実践できるという嬉しい心遣いもありました。

ドライオーガズムの仕組みと快感を真面目に語る!『日本ドライオーガズム協会 シンポジウムVol.01 ~狂乱の前立腺革命~』イベントレポート

こうして大盛況のうちに幕を下ろした今回のイベント。次回の開催は未定とのことですが、公式サイトでは引き続きドライオーガズムに纏わる情報を随時更新。さらに、個人セミナーや講習会の開催も計画されているとのことでしたので、興味のある方はぜひアクセスしてみて下さい。

人のカラダには、まだまだ知られざる快感が眠っているのだと、実感できた本当に貴重な体験でした。人体の神秘を感じると共にあくなき快感への追求こそが、明るい社会を気づく礎をなるのでは? そんな壮大な爽快感を胸に抱いて、ワイワイと盛り上がる会場を後にした筆者なのでした!
(取材・写真・文=文月みほ)

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Twitter:@japanorgazm

日本におけるドライオーガズムの普及と発展を目的として設立された初めての学術研究団体。 医学的な研究を基礎に、ドライオーガズムに関する技能研修などを通じて人材を育成し、ドライオーガズムの社会的な認知を広げている。また、協会員のドライオーガズム達成を着実にサポートし、男性の新しい幸福追求の形を提供。