古代ギリシャのリアル

神様といえば、ストイックで大いなる愛に満ちあふれているイメージが一般的。しかし、そのなかには常識をはるかに超越する逸話を持つエロ・ゴッドも存在する。そんな不埒な神話を紹介していこう。

世界の神様のなかでも浮気性ナンバーワンといえば、ギリシャ神話の主神であるゼウスだ。主神と呼ばれる彼は全知全能であり、神々と人間の秩序を守護するほか、全宇宙を支配するという偉大なる存在。しかし、女性に関しては驚くほどにだらしなく、かなりの人でなしならぬ神でなしぶりを披露している。
まず、ゼウスは神様でありながら、知恵の女神・メーティス、掟の女神・テミス、神々の女王・ヘラ3人の女神と結婚・離婚を繰り返した。ちなみに、ヘラと出会ったときの彼はテミスと結婚中であったが、それを全く気にすることなく堂々と言い寄っている。そして、ヘラから結婚を条件としてセックスを許諾されると、テミスとスッパリ別れてしまうという無責任ぶりであった。

そんなゼウスと最後に結婚したヘラは嫉妬深く、かなりの恐妻家。全知全能の神であるゼウスもヘラには頭が上がらなかったが、それでも彼の浮気性は収まらず、多くの愛人と不倫を楽しんでいる。しかも、ゼウスの女性への対応は「ホントに神様?」と疑ってしまいたくなるほどの鬼畜っぷりなのだ。
その際たる例がイーオーという美女と密通していたときのこと。ゼウスはこっそり楽しんでいるつもりであったが、妻のヘラはズバッと夫の不倫を見抜いてしまう。それに感づいたゼウスはイーオーを雌牛に変えて、疑いの目を向けるヘラに「雌牛を愛でていただけですが、何か?」と弁明したというから、驚きを通り越して呆れるばかりだ。
このイーオーのほかにも、スパルタ王の妻に横恋慕して孕ませるなど、人間や女神、ニンフなど種族を選ばずにつまみ食いした。ちなみにゼウスは百発百中男であり、浮気相手を必ず孕ませていて、それもまたダメ男っぷりに拍車を掛けていたりする。
とても神様とは思えないダメ男のゼウス。しかし、いつまでも衰えない絶倫っぷりは、男ならちょっとうらやましいかも?