風俗嬢という生き方

風俗嬢の悩みのタネになることも多い、お客さんからの本番強要。ヘルスなど風俗店では、本番行為は御法度とされています。しかしそれでも、本番を求めて足を運ぶ男性は少なくありません。そこで今回は渋谷デリバリーヘルスで働くMちゃんに、本番強要について聞いてみました。

ほとんどのヘルス嬢が「本番お断り」の理由

――お客さんからの本番強要、ある?
デリバリーヘルス・Mちゃん(以下、Mちゃん):あるよ。強要まで行かなくても、挿れたいなーっていう空気を出して来る人は多いよね。

――どうやって断ってる?
Mちゃん:お店からダメって言われてるから」「ほかの女の子に迷惑かけることになるから」とか。何回か遊びに来てくれてる人なら「一回シたら、もう会いに来てくれなくなっちゃうでしょ?」かな。

――お店やほかの女の子を理由にするのは、どんな人に対して?
Mちゃん:初めてつくお客さんとか、まだ関係性の浅い人に言うことが多い。でもこれだけじゃ効き目が弱いよね。お客さんをスネさせずに納得させられるかは『私はそうでもないけど、お店が言うからダメなの』っていう演技力にかかってる気がする。

「素股でうっかり大作戦」女の子にはバレてます

Mちゃん:素股してるときに「うっかり滑っちゃった」って、ごまかして挿れようとする人も多いよ。

――いるいる! それ、バレてますよーって思うよね(笑)。
Mちゃん:「こんなに濡れてるんだから、キミも気持ち良いんでしょ? じゃあ挿れても良いよね!」っていう人も、たまにいるよね。話が通じなさすぎて、不安な気持ちになる(笑)。

――リアルなエッチをあんまりしてない人なのかもね。シチュエーションをひとりで脳内完結させちゃう人。
Mちゃん:でも、その「もしかしたらヤレるかも?」っていう部分を楽しんでる人もいるはず。そこは大事にしてあげたいかな。

――ちゃんと断るけど、お客さんの期待を完全に潰すわけじゃない……みたいな?
Mちゃん:ヘルスに来て「ヤレるかヤレないかにドキドキしてる人」って、たぶん多いよね。それがなくなっちゃったら、もう遊びに来てくれないかもしれない。だからそこは壊したくないけど、断るのに疲れちゃうことは正直ある(笑)。

「どうにかして、シたい…!」

ほかにも「チップあげるから!」と、通常料金に上乗せしようとするお客さんもいたそう。また「どうしてもシたいから、お願い!」と、土下座で拝み倒されたこともあるんだとか。
彼らのオスとしての本能に触れると、どこか微笑ましいような気持ちになることも事実です。しかし風俗店での本番行為は、売春防止法や性感染症の観点からも、決してオススメできるものではありません。本番、ダメ絶対!

ともしび灯子
ともしび灯子

ゆとりコンプレックスを抱えている現役風俗嬢。
19歳のころ池袋で怪しいヘルス店員に拾われて以来、夜のお仕事遍歴を順調に重ねている。
趣味はOA小物集めと献血。
お客さんと女の子たちの一挙一動に、いつまでもビビりがちな青二才。