【アダルトVRの現在と今後の可能性】3D美少女アダルトゲームメーカー イリュージョン(1)

2016年はVR元年。トイズマガジン編集部は「アダルトVR」に関わるさまざまなメーカーへの総力取材を敢行しています。読者の皆さんにも、今後アダルト業界を席巻していくであろう「アダルトVR」の世界をより深く知っていただきたいと思います。

現在アダルトゲーム業界で注目の的となっているゲームブランドといえば、イリュージョン。「Sexyビーチ プレミアムリゾート」「セクロスフィア」「ハニーセレクト」など、数々の3D美少女アダルトゲームの名作を生み出したメーカーです。今回は、イリュージョンのプロデューサーである大鶴尚之氏から、開発者としての熱い思いをお聞きすべくインタビューを決行! 10月28日より体験版が公開となったVR専用アダルトゲーム「VRカノジョ」のお話を中心に、アダルトVRの現状と未来を語っていただきました。

――VR専用のアダルトゲームとして話題沸騰中の「VRカノジョ」ですが、これは一体どんなゲームなんですか?

イリュージョン プロデューサー・大鶴尚之氏(以下、大鶴):ストーリーとしては、近所に住む女の子「夕陽さくら」に勉強を教えてほしいと頼まれ、彼女の家を訪問するという内容です。プレイヤーはVRデバイスを利用して、さくらとコミュニケーションを重ねつつ距離を縮め仲良くなっていく……親睦が深まるとエッチな展開に進んでいきます。

――開発のきっかけを教えていただけますか?

大鶴:まず、弊社とVRとの出会いからお話させてもらいますね。もともと弊社は、3DCGの美少女アダルトゲームを開発・販売しておりまして、その関係でHMD(ヘッドマウントディスプレイ)のOulusRift(オキュラスリフト)DK1の開発者用体験版を手に入れたんですよ。そして、自社のアダルトゲームが、意外と簡単にVR化できまして。それを観た瞬間、今までにない感動を覚えました。そこで、これは作らなくては! と。今後、アダルトゲームはVRがメイン化してくのでは、という期待が生まれました。

【アダルトVRの現在と今後の可能性】3D美少女アダルトゲームメーカー イリュージョン(1)

――スタートの段階から、「いける!」と判断していたんですね。

大鶴:そうです。そこからデモや研究を進めて、体験会にコンテンツをもっていき、たくさんの方に目に触れてもらうようにしました。その反応を見ても、やはりこれはビックなコンテンツにすべきだと。ちょうど、その話が出始めたあたりで、OulusRift(オキュラスリフト)や、HTC VIVE、プレイステーションVRが発表されて、VR自体の話題も大きくなってきました。そのタイミングで「VRカノジョ」の開発に着手し始めたんです。

――そこまでの自信を持って取り組んでいるVR事業ですが、ぶっちゃけた話、今現在でお金には還元されていますか?

大鶴:ぶっちゃけますと、弊社のメインコンテンツであるPC向けのアダルトゲームに比べれば割合は少ないです。そもそもVRとしてお金をとっているものが、まだ存在していないんですよ。あくまでも、PCゲームのごく一部の機能がVRで見れるというだけの状態です。あくまで「VR対応」という形で出しているので、現状VRがお金になってはいないんです。「VRカノジョ」が、VR専用ゲームとして初めて出すものになるので、これがどこまで売り上げが上がるかに掛かってますね。

――なるほど。まだ、「期待」の段階であると?

大鶴:楽しみと、不安が入り混じった段階です。

――「VRカノジョ」は、PCプラットフォームのSteam Greenlight(※)に登録されてますよね。Steam GreenlightってアダルトNGだったような……。
※国内外問わず、様々なゲームを取り扱うプラットフォーム・Steam内にある、ゲーム開発者やパブリッシャーが情報やムービーを投稿し、ユーザーの支持を得ることで販売が決定されるシステム。

大鶴:アダルトNGです。でも、今のアダルトVR市場は、自社でリリースをかけているだけでは、広がりも認知も難しいんです。他社のプラットフォームやサイトから、目にする機会が増やせればと思ったんです。Steam Greenlightは、HTC VIVEの繋がりがあって、VRソフトの配信が多くて、注目はしていたんです。調べているうちに、一般モノとして出すということは可能だと分かって。出した後でアダルトの方に誘導して、興味を持ってもらえれば。

――ちなみに、アダルトか否かの境目はどうなってるんですか?

大鶴:正直、はっきりしたルールはないので、自主規制で動いてますね。もちろん、裸はダメですけど。それなら、水着はいいのか? 下着はいいのか? って、そこを探りながらにやっていくつもりです。

――「新しい映像技術の発展にはアダルトの介入が不可欠」と、VHS時代を経て言われるようになりましたけど、その点についてはどう思われていますか?

大鶴:ちょっと微妙に違いますね。個人的には、アダルトがあるから発展する、というよりはアダルトもある状態だとさらに発展するという感覚を持ってます。

――では、VRと3DCGとの相性についてはどう考えていますか? 3DCGって、二次元とも三次元とも違うジャンルになると思うのですが。

大鶴:これについては自信ありますね。VRというジャンルは、日常ではあり得ないことを体験できるのがカギです。三次元は、日常にあるものを描画するしかないんです。360度見渡せる、くらいのことしかできない。でも3DCGなら、宇宙人を出したり、宇宙の果てにいったり、自分が女になったりもできるわけで。日ごろ有り得ないクリエイティブを再現できるのが強みかな、と。

――ここまでお話を聞いて、ぜひ実際にイリュージョンの作品をプレイしてみたくなったのですが……よろしいでしょうか。

大鶴:もちろんですよ、ぜひ!!

次回、「VRカノジョ」体験版を実際にプレイさせてもらいます!!
(取材・文=もちづき千代子)

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Illusion(イリュージョン)

最新の3D技術を駆使した「リアルタイム3D美少女ゲーム」を多く発表するアダルトゲームブランド。
「おっぱいスライダー」や「リアルタイム日焼け」といった、他のゲームでは体験できない様々な要素を用意している。