【アダルトVRの現在と今後の可能性】3D美少女アダルトゲームメーカー イリュージョン(4)

「VRカノジョ」と「ハニーセレクト」のプレイ体験を終えて、プロデューサーである大鶴尚之氏に改めて問いたくなったのが、今後の「VRカノジョ」の課題について。最終回は、これからのイリュージョンのVR作品は、いったいどうなっていくのか!? VRアダルトゲームの未来に深く切り込んでいきます。

――二次元よりも三次元に近く、それでいて三次元にない表現方法。これこそが3DCGのVRの強みだと先ほどおっしゃられていましたが……。

イリュージョン プロデューサー・大鶴尚之氏(以下、大鶴):はい。3DCGのVRは、現実にリアルに近づかせることができる一方、本当は存在しないことが可能になる。これが一番の魅力だと思っています。

――一では、それを踏まえた上で、「VRカノジョ」の課題点とはどこだと思われていますか?

大鶴:「VRカノジョ」は、女の子の存在感を重要視しているため、女の子のビジュアル、動作、話し方に関して、どこまで違和感なく存在できるかというところがキモなんですよ。しかし、リアルを追求すると、少しでも変なことがあると気になって仕方なくなる。これは大きな課題ですね。

――具体的にいうと?

大鶴:今回の扇風機のところなんて、顕著な例ですよね。普通の女の子って、あんな風にパンツなんか見せないですよ(笑)。もちろんアダルトゲームなんで、そういうシーンは無くてはならないのですが、実際の女の子が、「そんなことしないよな」って、違和感が出てくるんです。

――なるほど。作り物ならではのご都合主義に感じてしまうわけですね。

大鶴:ゲームってことにこだわれば、ご都合主義でないとダメなんですけどね。3Dの世界では、どうしてもそこが引っかかってしまうんですよ。ゲームとリアルの境界線をどう上手く図れるかが、3DCGアダルトゲームの成功の鍵を握ってると思います

――まあ、二次元だとそこって意外とスルーできちゃいますからね。

大鶴:ゲームならゲームとして振り切ってしまえば、裸で女の子が街を歩こうが、いきなり抱き着いてエッチが始まろうがいいんですけどね。やっぱり、実際に存在する女の子を3DCGで表現しようとすれば、普通に恥じらうべきですし、エッチにするには手間がかかるというのが自然なんです。そのバランスが、一番難しいと思っています。

【アダルトVRの現在と今後の可能性】3D美少女アダルトゲームメーカー イリュージョン(4)

――つまり将来的には、「VRカノジョ」をどんどん現実に近づかせたいということですか?

大鶴:そうですね。本当にそこに理想の女の子がいるという形をとっていきたいですね。

――いわば、疑似恋愛に近いような?

大鶴:はい、いずれは。それこそ今はパターンで動いてますが、人工知能を搭載できれば、プレイヤーに対してのリアクションが個々に変化しますから。

――それ、昔のSFマンガとかでも見たことある、けっこう怖い話! 現実の女性とのコミュニケーションの必要がなくなっていく……っていうやつ! でも、そこまでできる世の中にはなってきたわけですよね。

大鶴:人工知能自体は進化してますから、あとはコストの問題です。

――でも、確かにイリュージョンさんの3DCGって、いわゆるリアルドールのような本物っぽい精密さがありますよね。まるで、それがそのまま絵柄になったかのような。

大鶴:目指しているのは、そこですね。やっぱりちょっとキャラクター的な、目が大きく顔が大きくデフォルメされた絵柄だと、紙媒体では可愛く見えても、3DCGにしちゃうとダメで。特に360度になるとね……。可愛いんですよ、可愛いんですけど。そこにいるのが、どうしても人間に見えなくて、あくまでもキャラクターというか。

――自分とは違う次元に見えて、入り込みづらくなる……。

大鶴:まさに、それです。本当に表現したいのは、女の子がHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の中にいて、それと同じ空間に自分がいると感じること。キャラクターだと、それがちょっと違う気がするので……どれだけ自然に表現できるかなんですよね。

――今後、アダルトグッズとの連動なんていうのは考えてますか?

大鶴:考えてはいます。ただ、まだ何もしてないですけどね(笑)。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)をつけると視界をすべて奪われてしまうので、両手が全く見えなくなってしまうんですよ。そうなると、アダルトゲームを観ながら、どうやってHなことをやるのか? って疑問が出てくる。結局、いずれは自動で動いてくれるグッズが欲しくなるはずなんです。

――では最後に、今後の「VRカノジョ」とイリュージョンが目指すところを教えてください。

大鶴:「VRカノジョ」が目指すのはバーチャルセックスの実現です。今の体験版では、見ているだけのプレイですが、そこから、どれだけセックスに近づけるかを追求していたいですね。イリュージョンでは、そうした限りなくリアルに近い仮想空間を今後も提供し続けていきたいと思います。

――ありがとうございました!
(取材・文=もちづき千代子)

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Illusion(イリュージョン)

最新の3D技術を駆使した「リアルタイム3D美少女ゲーム」を多く発表するアダルトゲームブランド。
「おっぱいスライダー」や「リアルタイム日焼け」といった、他のゲームでは体験できない様々な要素を用意している。