【アダルトグッズのお勉強】日本のローション文化は空海から始まった!?ID Lube

日本のローションは「男性のため」だった

アダルトグッズの制作サイドに協力を仰ぎ、グッズのイロハをレクチャーしていただくアダルトグッズのお勉強。
今月のテーマは「ローション」。歴史から素材まで、スペシャリストの講義に耳を傾けよう。

ローションの起源は紀元前800年と言われていて、セックスのときに滑りをよくするためオリーブオイルを使っていたそうです。日本でのローションに関する記述は江戸時代で、遊郭の女性が海草の「一分のり」で滑りをよくしていたとか。ただ、それ以前に存在していたという説もあり、その起源が日本に仏教を伝えた空海の時代。空海は男色文化を日本に伝えたと言われ、男性同士の性行時に芋のぬめりのようなもので滑りを良くしていたのではないか、という推察がなされているのです。
あと、有名どころでは新撰組にも男色文化が一般化していて、トロロアオイの粉末を常に携帯。”いざ”というときに粉末を唾液などで濡らしてねばりを出し、それで滑りをよくしていたという話が伝わっています。

その後、いわゆるソープランドでの需要から現代のローションが登場します。
当時は石鹸で泡を作っていましたが、日に何人ものお客さんを相手にするため肌荒れがひどかったのだとか。そこでポリアクリル酸ナトリウムを使ったローションが生み出され、製品として認知されることになりました。そして、一般商品として「(ゼット)ローション」という商品が昭和年に発売されます。これがローションの元祖と言われていて、その後の昭和年に中島化学産業の「ぺぺローション」が登場するのです。欧米は古くからセックスのお供としてローションが愛用されてきました。
しかし、日本では欧米に比べて乾燥しにくい肌体質や気候、欧米より挿入時間が短いなどの理由から、男女のセックス補助というより”男性のため”という目的で発展してきたように思われます。そして、最近はオナホールの爆発的なヒットもあり、男性の自慰という使用方法が最も一般的になっているようです。
しかし、それだけではローションの魅力を味わうことができているとは言えず、これからは男女のセックスを楽しませるための役割にもスポットを当てていくことが大切だと考えています。


女性がローションを選ぶ時の注意点