ポケット六法 平成29年版

18禁の風俗サービスを利用する際、店内や公式サイトに様々な注意事項が明記されているのが目につく。一般的な利用をしていればまず引っかかることのない事項ばかりだが、中には煩悩がグレードアップして、つい危ない橋を渡ろうとしてしまう人がいるのも事実だ。

いくつかの注意事項の中で、デリバリーヘルス業界を中心に警戒されているのがお客さんによる無断盗撮だ。都内の一部デリヘルでは、店長が盗撮等に関する講習をする店もあるという。筆者も、「視線がどうか上の空で、会話にも集中しておらず、挙動不審のお客さん」や「電子機器や雑貨が多い(カメラを隠す場所が多い)自宅に呼ぶお客さん」に注意するよう指導された、という話を耳にしたことがある。
お店によってはサイト上に「発覚した場合100万円」と謳うところもある。これは適正な金額なのだろうか。

不正な盗撮・盗聴に関して、例えば東京都や神奈川県などは1年以下の懲役または最大100万円の罰金を設けている。とくに対象者の裸体を無断で撮る行為は「悪質」だと見なされる傾向がある。だから100万円という額は、ある意味適正と言えそうだ。

ちなみに盗撮・盗聴に使える隠しカメラの購入は法的にグレーゾーン(2016年現在)。購入はできるが不正使用をするとアウト。ただし、悪質な盗撮事件が増えれば購入も規制される可能性を孕んでいる。

近年は、盗撮NGを訴える一方で撮影OKのお店も増えている。上手に欲求を満たし、犯罪行為に走らないように気をつけたいところだ。なにせ100万円の罰金を警察に支払うより、100万円分遊んだほうがずっと有益ではないか。

青木タロウ
青木タロウ

フリーのライター小僧。10年来の御用達サイトはDMM.R18。三度のメシとカメラと同じくらいエロも好き。