ついに、こんな時代がやってきてしまいました……。実写版のアダルトVR動画やアダルトVRゲームに続き、アダルトVRが次に目指す場所といえば、そう。やっぱり風俗でしょう!

2016年の終わり頃から、徐々に見かけるようになり始めた「VR風俗」。とはいえ、現在、VR専門で風俗を経営しているところはなく、既存店に新たに「VRコース」を設けるのが主流となっています。そんな中、ついにスタートするのです。日本初「プレイ連動型」のVR風俗店・かりんとVRが!! 今回は「かりんとVR」の代表である、にしやまさんに詳しいお話を伺ってきました!!

――「かりんとVR」については、1月に行われた「アダルトVRエキスポ in 大阪」で、どうしても気になってしまって。改めて今回インタビューの席を設けさせていただきました。イベントの中でも実に異彩を放ったブースでしたね。

かりんとVR 代表 にしやまさん(以下、にしやま):ありがとうございます。弊社はもともと「かりんと」というソフト風俗店、いわゆる手コキ風俗を経営してるグループでして、実はあのとき初めてオフィシャルで「かりんとVR」のオープンを発表をさせていただいたんです。

――そうだったんですね! ちなみに、「かりんとVR」も手コキ風俗のジャンルに入るんでしょうか。

にしやま:大まかにいえばそうなります。基本的には女の子が手でご奉仕してくれる、お触りなしの風俗店となってます。女の子が脱いだり、女の子に触れたりは有料オプションになりますね。

――「かりんとVR」は、すでに開店していらっしゃるんでしょうか?

にしやま:いえ、現時点(2月)ではまだです。3月半ばくらいからスタートできればと考えておりまして。今はちょうど最後のツメですね。テストプレイの始まる段階です。とはいえ、大きなテストプレイは既に済んでおりまして、これから行うのはどういった流れでお客さんにプレイしてもらうかという実務的な部分になります。

――それはもう、かなり深い段階に入っているということですね。このプロジェクトが立ち上がった時期というのはいつ頃でしたか?

にしやま:プロジェクトが始まったのは2016年の11月。かなり最近なんですよ、実は。ただ、私の中では8月頃から動いていたんですけどね。で、今回ご協力いただいている「ONASISプロジェクト」にアダルトVRエキスポの出展者の交流会で知り合いまして。

――存じ上げております、ONASISプロジェクト! 最新型のVR連動デバイス「onasis band」を作られているところですよね。

にしやま:はい。そこで、ちょっと話を聞いてもらおうかな? くらいのスタンスで、自分が考えてることをアピールしてみたんですよ。そしたら、「ONASISプロジェクト」の担当者の方からお声掛けいただいて「ぜひ、その話進めたいんですけど!」と。

――想像よりもかなり早い展開で!(笑)

にしやま:私もVRに関しては、基礎知識はあったんですが別にできるわけではないので。ぜひお願いしますという形で、アドバイスいただきながら私のビジネスモデルを語りながら……。それがちょうど11月だったんですね。その後もお互いの考えのすり合わせをしつつ、私は予算関連や実現環境、「ONASISプロジェクト」からは技術やデバイス関連を詰めていきました。

――にしやまさん的には、バックに技術屋さんがついたという感じですかね。

にしやま:そうですね。もともとは自分で全部やるつもりだったんですよ。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)買って、AV会社さんにコンテンツ提供お願いして……なんて頭の中では描いていて。でも、それをさらに拡張してもらえる技術があったというのは有り難かったですね。

――私も「アダルトVRエキスポ in 大阪」で衝撃を受けたんですよね。こういうやり方があったか! と。風俗店が技術屋さんと組むって、有りそうで無かった気がします。

にしやま:お互いのニーズが完全に合致したというか、スムーズでしたね。その結果、日本初となる「プレイ連動型」のVR専門店を立ち上げる運びになったわけです。

――ある意味、これ風俗業界の革命ですよね。

にしやま:私はこの半年間くらい、「なぜ風俗業界はこれに着手しないのか」不思議で仕方なかったんですよね。で、今実際に始めて動き出して、その感覚は間違ってなかったと実感しています。新しいものを見せることができる確信がありますよ。VRって、やっぱり今AV業界がもっとも注目してるところじゃないですか。風俗業界とAV業界って、テレビ業界と映画業界みたいな立ち位置だと思うんですよね。AVで流行ったプレイや表現は、風俗のプレイにすごく生かされたりしてるんです。その流れで風俗業界でも経営陣は絶対いろいろ考えるはずなんです。

――でも、やらない。

にしやま:それって、みんながVRを単なる映像の技術だと思い込んでるからなんですよ。今、風俗店がVRでやることって自社のプレイ動画をVRで撮ったりとかで終わっちゃうんじゃないですか? 

――先日、有名デリヘル店が「VRコース」を作ったという情報を見たのですが、ここまで技術の会社がバックアップしている状態ではないと思います。

にしやま:それって、AV見せて云々ってタイプのプレイですよね。そのやり方もあると思うのですが、「かりんとVR」でしようとしてることって、実はデリヘルでは無意味になってしまうものなんですよね~。

――えっ!? それはどういうことでしょうか。

にしやま:「かりんとVR」は手コキの風俗VR専門店なので、VRを見せながら手コキする場所と思われてるんですよね。まあ、それも間違いではないんですけど、「VRと連動する」っていうところに意味があるんです。

――つまり、女の子が手コキする動きに連動して、VRの映像も変わっていくと……。

にしやま:そういうことです。私の考えているVR風俗には、3つの軸があるんですよね。あくまでもちょっと構想段階なのですが、プレイのタイプが3つに分かれると思うんですよ。

――ほうほう。

にしやま:一つは3D連動、そしてAV連動、さらに一人用のプレイというのができるはずなんです。ちなみに3D連動はアニメとAV女優の3Dスキャンモデルで構築されます。そして一人用のプレイで活躍するであろうコンテンツが、360度AVなんです。

――360度AV。それは、セックスしてる人を見るっていう?

にしやま:まあ、それもあるかもしれないんですけど……それだと意味なくなっちゃうかな? 360度AVでやるべきことは、例えば女子更衣室に潜入する風の動画とか、銭湯の女風呂に潜入している風の動画とか。要は、自分がそこの中心に存在しているかのような。

――ああ! 昔のエロマンガでよくあった透明人間モノみたいな?

にしやま:はい。それで、そこにいると色んな女優さんが入ってきて、特に普通に風呂入ってくみたいな。たまに女の子同士でおっぱい触ったりするようなエロハプニングが起きたり。

――すっごい面白い! でも、それって風俗としては意味がないような……。

にしやま:その通りなんですよね。ただ、作ってみたらコンテンツとして面白いんですよ。今ある360度AVって乱交モノとか女の子がパンツ見せてくるみたいなものしかなくて。でもそれってリアリティ無さすぎじゃないですか。興奮できないんじゃないかと思うんですよね。

――没入できない……。

にしやま:だったら絶対ありえないけど、日常的に存在する潜入ものなんかあると凄くいいんじゃないかなって。極端な話、放置プレイが好きな人だったらスクランブル交差点の映像の中に、裸で立つみたいなのもアリなんですよ。海外ならヌーディストビーチに行ってもいいですよね。確かに風俗としての意味はないかもしれないけど、お客さんにHMD貸して「普段できない体験が可能に!」でいいんじゃないかと。

――部屋貸しみたいなことですよね。お金はそこまで取れないとしても、需要はありそう。

にしやま:だからドライバー使ったりするデリヘルだと、コスト的に向かないんですけど、「かりんとVR」は近距離派遣型店舗な上にもともと低価格店なので、その辺がクリアできるんです。

――なるほど。ライト風俗ならではの抜け道なわけですね。

にしやま:あとはAV連動ってところで、女の子の手コキの早さによってイクスピードも変えられるところとか。アダルトVR動画のストレスポイントって早送りできないところだと思うんですよね。だから、現実の動きによって映像もイった映像に切り替えられるといいのかな、と。これは加速度をもとにした映像の自動分岐という形で実現可能になります。

――それ、スゴイ画期的ですね。今ある風俗店のVRコースの少し先を行った形!

にしやま:あとは3D連動ですが、これはアニメの可愛い女の子や好きなAV女優が、3Dスキャンされることで本当に自分のためだけにプレイしてくれるように感じるというね。こういう感じでVR風俗って成り立つんじゃないかなと私の頭の中で考えています。

――現在、まさににしやまさんが考えているVR風俗が実現間近となっているわけですが。なぜ敢えて、最初から「VR専門店」という形でオープンさせようと思ったのでしょうか? にしやまさんは「かりんと赤坂」という手コキ風俗店でも代表をされてますよね。

にしやま:「VRコース」を既存の店に開設すると、お客さんが混乱するかなと。ただでさえその店舗に数多くのコースがある中でわかりづらくなるでしょう。それに、私は「VR使います」と言いたいわけではなく、先ほど述べたような構想の中でVR風俗という新しいカテゴリを打ち出したかったわけで。

――確かに、あれを既存店でやろうとしたら混乱が生じる(笑)。

にしやま:ね? それに「かりんと赤坂」の単なる1コースとして出してしまったら、かりんとのお客さんしか来なくなっちゃうじゃないですか。それでは勿体なさすぎですよ。

――概念が広すぎますもんね。ちなみに、「かりんとVR」は、VR専門店としては日本で最初ということになるんでしょうか?

にしやま:そうですね。VRを見せるだけであれば先にやってらっしゃるお店はありましたけど。「プレイ連動型」のVR専門風俗店としては日本初と名乗らせてもらってます。

――個人的には、元来腰が重い風俗業界において、VRが浸透するのは意外と早かったような気がしますが……。

にしやま:意外と狙っている経営者の方、多いと思いますよ。発表までは実はドキドキしてたんですよね。他が日本発を名乗っちゃうんじゃないかって。だから開店よりもだいぶ早めにリリースしたんですけど、お陰様で各所から取材の申し込みや問い合わせが来ているので……。

――これは久々に風俗業界も激震が走る予感! オープンしたらまた改めて取材に行かせてください(笑)。ありがとうございました!!
(取材・文・写真=もちづき千代子)

「かりんとVR」代表 にしやま
Twitter:@nishiaratter

ソフト風俗店「かりんと」「添い寝女子」を経営。「“その先”に寄り添う、ユニークで優しい風俗カンパニーをつくる」ことを目標に、現在は日本発のプレイ連動型・VR風俗店「かりんとVR」の立ち上げに着手している。