現在の日本は「国民総セックスレス」の危機に陥っています。このままではいけない……トイズマガジン編集部は立ち上がりました。2017年は、男も女も性的な意味で潤う1年に! このスローガンの元に、トイズマガジンは「性欲アップ講座」を開設いたしました。

今回ご教授いただくのは、愛の性の悩みを癒すラブセラピスト・Naomiさん。癒し系No.1レディの名を欲しいままに、1,000名以上のエグゼクティブ男性を接客した元風俗嬢である彼女。さまざまな男女の性に関するセミナーを開催し、多くの人々を正しい性の道へと導いてきました。第1回である今回は、近年の男性セックスレスの原因について考えていきたいと思います。

――Naomiさんは風俗で働いていた経験をお持ちとか?

Naomiさん(以下、Naomi):はい。実はそこまで昔の話でもなくて、引退したのは3年前で、その当時すでにラブセラピストとして悩み相談などを受けていました。

――それ以降はラブセラピスト一本で?

Naomi:そうですね。ただ、お客様への個別の相談は行ってないんですよ。ちょっとややこしいかもしれませんが。

――なるほど、個人向けのセラピストというよりは、もう少し広い方向に発信して活動している、という感じでしょうか?

Naomi:そうですね。講演やラブマッサージのレッスンなどが主な仕事となります。コラムでそのことについて書いたりもしていますね。

――近年、セックスレスというものが社会レベルで問題になりつつありますが、Naomiさんはラブセラピストの観点から、その原因がどこにあると考えてらっしゃいますか?

Naomi:風俗嬢時代から、お客様でセックスレスの悩みを抱えてる方はたくさんいらっしゃいました。今もそういった方によくお会いしますが、根底にあるのが日本人、特に男性は「結婚」をきっかけにそうなっている方が多いように思います。

――結婚がセックスレスの原因!?

Naomi:日本人にとっての結婚って、家族になることとイコールなんですよね。欧米のようにカップルという意識が薄れていくのが一般的なんですよ。家族だから、家の中ではセックスはしないという頑なな考えになってしまうんです。結婚した途端にできなくなる……なんてパターンは当たり前のように聞きますね。

――結婚前と後でそこまで変わるものですか?

Naomi:そうなんです。性的なことというのはあくまで隠すことなので、愛人とか風俗では問題なくできても、奥さんとは健全であることを自分に強要している形ですね。ということは、既婚者に関しては、機能的には問題ない心因性のセックスレスがほとんどだということです。

――他ではできるのに!

Naomi:確かに肉体的にできない方もいらっしゃいますよ。食べ物や電磁波などの影響も強いと言われていますけど、性欲が落ちる一番の原因は気持ちの問題が大きいはずです。

――既婚者だとそういうパターンが多いのですね。では、若い世代はどうでしょうか。

Naomi:そもそもセックスが好きじゃないという方が多いですよね。女の子と2人きりで個室にいても何も起こらないって、本来10代、20代では有り得ないと思うんですよ。でも、これについては完全に女性からよく聞く悩みなんですよね。「一緒にいるのにソノ気になってくれない」っていう。

――なんでー!? 女性の方がやる気満々でも無理なんですか!?

Naomi:もう、そもそもそんなにセックスがしたくないらしいんです。疲れるから。

――疲れるの嫌なの!? 気持ちイイより疲れるのが上なの!?

Naomi:あと、粘膜が気持ち悪いっていう男性は多いです。アニメやAVなどで視覚として感じるものでじゅうぶんというか……。実際にセックスするときには、どうしても臭いとか、感触とかいろいろあるじゃないですか。それがNGなんですって。これじゃ普通の女の子は絶対に勝てないですよね。

――二次元に……勝てない……。有り得ない! そんなのダメ!!

Naomi:もうほんと有り得ないんですけど、これが実態なんです。毛が生えてるのがイヤとか、毛が黒いとか。マンガだと性器もピンクで表現されてますよね。そうじゃないからムリとか。臭いだって、甘い香りがすると思ってたって真顔で言う男性、普通にいますからね。

――そんな都合のいい話ないってば! いや~もう根本が違う。若い世代、怖い!

Naomi:だから世代によって、セックスレスの意味合いって大きく変わるんですよ。この点も興味深いですよね。

次回は、世代別のセックスレス脱却法をレクチャーします。
(取材・文・写真=もちづき千代子)

Naomi
Twitter:@lovethjp

愛の性の悩みを癒すラブセラピスト。風俗で働きながら、アチーブメント株式会社で選択理論と目標達成を学び、財団法人日本プロスピーカー協会の認定ベーシックプロスピーカーになり、2013年末に現役を引退。風俗嬢のキャリア支援活動や、夫婦円満を叶える講座やレッスンを開催している。夫婦円満協会の代表理事も務めている。
著書「ラブセラピストNaomi 風俗で幸せになる愛の磨き方(グレイプス文庫)」発売中。