「国民総セックスレス」が叫ばれる現代の日本。「このままではいけない……」トイズマガジン編集部の熱き想いから生まれた今企画。「2017年は、男も女も性的な意味で潤う1年に!」をスローガンに掲げ、「性欲アップ講座」を開設いたしました。

今回ご教授いただいているのが、愛の性の悩みを癒すラブセラピスト・Naomiさん。今回は、夫婦円満を軸に置いた性欲アップ術について、”奥さん”の立ち位置から、さらに深く掘り下げてお話いただきたいと思います。

――よく耳にするのは「男性の性欲アップにはリラックスが大事」という話なのですが、このあたりについてはどうお考えですか? 夫婦間でも、リラックスさせるための環境づくりって必要なんですよね?

Naomiさん(以下、Naomi):ちょっと間違えないでいただきたいのが、私たち女性の思うリラックスと男性の思うリラックスって微妙に違ってるんですよね。男性の場合、お風呂で半身浴とか、そういうのでは性欲は生まれてこない。どちらかといえば、男らしく戦闘体制に入るって意味で熱いお風呂やサウナで熱量を上げるみたいなリラックス法なんです。

――そこ、確かに女性視点で見ると間違いがちかもしれないですね! 私、相手にハーブティーとか飲ませがちなタイプです(笑)。

Naomi:リラックスさせないと勃起はしないんですけど、男性のリラックスはあくまでエロティックな雰囲気を作ること、もしくは女性が「よしよし」みたいな甘えモードに持っていく方向なのかなって……。

――「リラックスの履き違え」。これは盲点ですね。女性は気を付けるべき。

Naomi:私、男性をリラックスさせるのに有効な手段としては、膝枕がかなり有力だと思うんですよ。頭を撫でて、そのうち背中をさすったりしていくうちに、手をアソコに……みたいな。

――しかし、これは夫婦間のセックスレス。やっぱり女性が頑張らねばならない流れですよね。

Naomi:う~ん。でも、もっと簡単なことでもいいと思うんですよね。必ず実践した方がいいのは、女性から「男らしいね」とか、「意外と男だよね」って声をかけること。上から目線で「男としてダメだよね」とか言っちゃうと委縮しちゃうんで……。

――言葉のマジック!!

Naomi:とにかく「凄いね!」と言って上げてあげるというか。まあ、言うのはタダなんで。それくらいならバチは当たらないですよ。これ、言い続けると夜も確実に頑張ってくれるようになるんです。実践済です(笑)。

――女性はそういうところで頑張るべし、と。

Naomi:あんまりやりすぎると風俗嬢になっちゃいますからね(笑)。

――つまり、さりげない持ち上げ方が最も効果的だということですかね。

Naomi:私自身、現役風俗嬢の時って自分からご奉仕とかサービスとかしたことがなかったんですよ。してもらうことの方が多かった。そのために何をしていたのかというと「褒める&頼る」。これだけのことなんです。相手をアゲさせて、気持ち良くしてもらうという。

――女のワザだ!!

Naomi:結婚すると、女性ってその部分が減っちゃうんですよね。強くなっちゃうというか。結婚前は「お願い」「頼りにしてる」って感じだったのが、「ゴミ出しといて!」なんてね。この部分、男性側の性欲と直結してるんじゃないかな。女性は男性を頼ってあげることが、性欲を沸き立たせる秘訣といってもいいのかも。ただ、その分だけ男性も女性を女性扱いしなくちゃダメだと思うんですけど。

――あぁ、それ大事ですね! 奥さんを女性扱いできるか否かで夫婦のセックスレス問題はだいぶ変わりそう。

Naomi:時々、セミナーのアドバイスでも言うんですよ。「奥さんに花を買って帰ってあげたことはありますか?」って。そうしたらもう、大体の男性が「花ぁ?」みたいなリアクションで。「キレイだよって言ってあげてますか?」って聞いても、「はぁ?」みたいな(笑)。

――言ってあげて……。それによって女の性欲もアップダウン激しくなるんだから……。

Naomi:ちなみに、若い世代の男性にもさっきの「男らしいね」の言葉は凄く効きますよ。私の今の旦那も、まさに草食系男子を地でいくタイプで、付き合うの面倒臭い、女の子を口説くのありえないみたいな人だったんですよ。でも、私が逐一いろいろとアゲてたら、いつの間にか変わってきたんですよね。会計でも前はワリカンが当たり前、みたいな感じだったのに「俺が払う!」とか。「俺は男なんだから」っていうのが全面に出るようになった。やっぱり、男性のDNAの中には、そういうものが組み込まれてるんじゃないかな。

――男らしくあろうとするDNA?

Naomi:そうですね。それを言われる機会がないから眠ってるだけなんじゃないですかね。自分で実験してみたんですけど、ダメ男って言われてる男ほど、その言葉をかけると急激に男らしさを増すんです。

――一種の暗示的なものでもあるんでしょうかね。

Naomi:「俺なんか……」って思わせないようコントロールしていくしかないですね。

次回は最終回。お手軽にできるラブマッサージを伝授していただきます。
(取材・文・写真=もちづき千代子)

Naomi
Twitter:@lovethjp

愛の性の悩みを癒すラブセラピスト。風俗で働きながら、アチーブメント株式会社で選択理論と目標達成を学び、財団法人日本プロスピーカー協会の認定ベーシックプロスピーカーになり、2013年末に現役を引退。風俗嬢のキャリア支援活動や、夫婦円満を叶える講座やレッスンを開催している。夫婦円満協会の代表理事も務めている。
著書「ラブセラピストNaomi 風俗で幸せになる愛の磨き方(グレイプス文庫)」発売中。