現代はいわば「国民総セックスレス」時代。日本人は、性への取り組み方を忘れています。このままではいけない……危機感に煽られたトイズマガジン編集部は、「性欲アップ講座」を開設。毎回、性に関するプロフェッショナルをお迎えし、さまざまな性の悩みの解決の糸口を探ります。

ご教授いただくのは、LOVEサポーター・竹田淳子さん。風俗嬢専門カウンセラーとしてアトラクティブクラブを設立し、性のスペシャリストとしてカップル向けのセックスレスの相談やED改善、女性用ベッドテクニック向上のカウンセリングも行っています。第1回となる今回は、彼女がLOVEサポーターとして活動し始めた経緯や理由について聞かせていただきました。

――竹田さんがLOVEサポーターとして活動を開始されたのはいつ頃ですか?

LOVEサポーター・竹田淳子(以下、竹田):LOVEサポーターという肩書きを使い始めたのは4年ほど前でしょうか。それまでは、まだ現役の風俗プレイヤーとして働いていて、同僚の女性たち相手にカウンセリング活動や講習を無料で行ってたんです。

――すでに、前々からカウンセリング活動はされていたんですね。

竹田:でも、そういうことをやっているうちに、同じ立場なのに教えたり相談に乗ったりするのはどうなんだろう? と思い始めたんですよね。まあ、みんな慕ってくれてはいたので、それはもしかしたら仕事になるんじゃないかと。

――どういった方をメインにカウンセリングされてるんですか?

竹田:主に風俗に従事している女性たちですね。現役で働いている女性から、すでに卒業済みの方まで。また、これから風俗で働きたいという女性の相談も受け付けています。業種としては一番デリヘルが多いかな。

――竹田さん自身も、デリヘルで働いていたことはあるんですか?

竹田:そこに関して一から説明させていただくと、私16歳でハコヘルデビューしてるんですよ。

――えっ!? 16歳!?

竹田:時効だから語っちゃいますけど(笑)。16歳で結婚して、すぐ旦那が嫌になって家出したんです。とりあえず寮があってすぐお金になるところで働きたくて。でも、水商売は昔からやってたから足がつく可能性が高くて……。当時、父親の出していたゲーム屋の近くのハコヘルで働き始めたんです。

――お父さんの店の近くって! よく許してもらえましたね。

竹田:あ、うちの父はヤクザだったんですよ。で、母がストリッパー。そのハコヘルには父の何人目かの奥さんが働いてたんですよね。なので、家族としても自分としても風俗に対して抵抗なかったんですよ(笑)。でも、風俗雑誌とかに載ったりしてたら旦那にバレちゃって、店に来られちゃったんですよ。

――それ、完全に修羅場じゃないですか!

竹田:なので、もう二度とバレないようソープに行きました。激安のソープ店でしたけど。ここでは、騙されてAV出演させられたりもしましたね。仕事として出向いたら、実はそれが盗撮されてて。ソープの店長もグルだったんです。この辺の話は中村淳彦さんの「名前のない女たち」で掲載もされてます。ちなみにこのAV出演をきっかけにして、高級ソープ店に移籍しました。安いソープだから店長も騙すようなヤツなんだなぁ〜って思ったんで(笑)。

――ここまでですでに一本の映画が撮れるレベルの話なんですけど……。

竹田:まだまだいきますよ(笑)。24歳でデートクラブで働き始めたんですが、ここですでにバツ2になってて、実は22歳の時に出産も経験してます。27歳の時には自分で店を持つようになって3度目の結婚もしたんですが、ここで逮捕されて服役することになったんですよね……。

――た、逮捕ーーーー!?

竹田:罪状は覚せい剤の所持と使用です。4年服役して出所したら、もう40歳を過ぎてました。それで熟女デリヘルと熟女パブのダブルワークを始めたんですよ。

――ここでデリヘルの話がようやく出てきた(笑)。しかし40歳を過ぎてのダブルワークはタフですね。

竹田:でしょう? でも、やっぱり体力が持たなくなっちゃって結局熟女パブは辞めちゃいましたね(笑)。でもその頃から周りの女の子たちに自分の経験を話すことが増えてきたんです。悩みを打ち明けられることも増え始めたので、店長に許可をもらって、同僚の女の子たちへの講習やクスリ関係の相談にも乗るようになったんです。

――なるほど。これが冒頭でお話してくださったLOVEサポーターを名乗る前の無料カウンセリング時代ですね。

竹田:でも、先ほども言ったように、同じ立場なのに上から目線で相談に乗るってどうなの? って思ってて。風俗を卒業して、LOVEサポーターとして稼いでいく方向にシフトチェンジしたんですよ。

――これは結構勇気ある決断だったのではないですか? 実際、すぐに風俗の仕事より稼げるものではないですよね?

竹田:最初はもう自分のお小遣い程度でしたね。でも、風俗を辞めちゃったことが思ってた以上にスッキリしちゃって精神的にはラクでしたよ。

――そういえば、竹田さんは占い師もされてるとか……。

竹田:そうなんです。今も週の半分は占い師として働いてるんですよ。とはいえ、占いとは関係ないカウンセリングになることも多々あるんですよ。お客さんもなぜか風俗の女の子が多いんです。カルテには「OL」とか書いてくるんですけどね。なんでしょう……長年の勘みたいなものが働いてすぐわかっちゃう(笑)。

――なにか引き合うものがあるのかもしれませんね(笑)。ちなみに、カウンセリングで一番多い相談事って何ですか?

竹田:データを取ってないので正しくはわからないですけど……多いのは、身内バレについてですかね。親にバレたとか、彼氏にバレたとか。あとは、お客さんの愚痴とか。不感症や病気の話も出ます。それと、やっぱりメンタル的なものが圧倒的ですね。「風俗嬢やっちゃったけど普通に戻れるのかな」とか「子ども埋めるのかな」とか「お金がない、稼げない」とか。

――けっこうどれも重い話だ……。

竹田:あと、たまにあるのが「早くイカす方法を教えてください」っていうやつ。最近は風俗でもレズビアンだったり、子どもの頃に性的被害にあって男性と触れ合いたくないって子も働いてるんですよ。

――そ、それは確かにお客さんには早くイって欲しいっていうのが本音だろうけど……。

竹田:でもね、私はお客さんがむなしくなって帰るのはNGだと思うんですよ。満たしてあげることで、満足して帰ってもらえるんです。「ただ出させればいい」ってものじゃない。愛情をもって「攻撃する」ことが大事なんです。

――非常に説得力のあるお話ですね。竹田さんもその気持ちでお客さんと向き合ってきたわけですか。

竹田:そうです。ちなみに、サービスの「S」で持っていくとお仕事はわりと楽だと私は思ってます。仕事中にマグロでいるのリスク大きいんですよ。女が受け身でいいだなんて、風俗においては甘い考え。でも、禁止されてても本番させる子が多い現状は、サービスするのが面倒くさいって考えが蔓延してるからじゃないかな……。そういう働き方って、一時的に稼げても続かないですよ。

次回は、竹田さん流の「男性のEDの克服法」を伝授!

竹田淳子
Twitter:@lovesapojt1101

1970年生まれ。16歳で結婚し、その後3回の結婚と離婚を経験。その後も子育ての為に風俗と水商売のWワークを続け、風俗嬢専門カウンセラーとして「アトラクティブクラブ」を設立した。女性だけでなくカップルに対してもお悩みカウンセリングを行い、セックスレスやED改善、女性用ベッドテクを指導中。占い師としても活動しており、四柱推命・ペンデュラム・手相から占うことができる。