アダルト業界歴13年。AVメーカー広報&AD、風俗情報サイト編集、アダルトグッズメーカー社員を渡り歩き、現在はライターを生業としているもちづき千代子が、これまでの仕事で体験したアダルトグッズにまつわる【事件】を大暴露!! さて、今回の事件の主役は……!?

File10.母の宝物になったバイブ事件

知人のOL・W子ちゃん(22)は、学生時代からアダルトグッズが大好きで、オナニーの際には必ず使っていたそうです。
自分で買ったものはもちろんのこと、彼氏からプレゼントされたもの、友達からギャグで貰ったものなど、その数はバイブ・電マ・ローターを合わせて20個ほど。社会人になってからはさらに数が増え、自宅の一人暮らしのアパートには置ききれなくなってしまったそうです。

そこで思い立ったのが、実家の自分の部屋の押し入れ。「使用頻度の低いものをそこに置いておけば実家に帰ったタイミングで使えるし!」と、ナイスアイデアと言わんばかりに、意気揚々と大量のグッズを実家に運び込んだわけです。

それから数か月。実家にいるW子ちゃんの弟から電話が掛かってきました。なんでも、W子ちゃんの父親と母親が大喧嘩しているというのです。慌てて実家に帰ったW子ちゃん。なんと居間に、自分が押入れに押し込んだはずのアダルトグッズの山が鎮座しており、それを間に挟んで父親と母親が怒鳴り合っているのです。

「こんなもんを使うなんてお前は売女か!」
「これくらいでグダグダ言うなんて、あなたの懐の狭さには呆れるわね!」

なんと、W子ちゃんの押し入れを父親が開けてしまい、アダルトグッズが見つかってしまったのです。しかもなぜか、父はそれを母のものだと思い込んで、母を罵倒しているという謎の状況。父は怒って家を飛び出してしまい、弟はそれを追いました。
残された母親とW子ちゃん。母はあの大量のグッズがW子ちゃんのものだと知った上で、自分が泥をかぶったそうです。

「だってお父さん、W子のこと処女だって信じてるみたいだったから……」

なんと優しい母心でしょうか。娘と父親の関係性を考えた上で、自分が悪者になったわけです。W子ちゃんは母の愛に涙し、アダルトグッズはすべて自分の家に引き取ると告げました。しかし……

「ちょっと。それは止してちょうだいよ。私まだ使ってないんだから」

W子ちゃん、目が点になりました。どうやら母親は、この多種多様なアダルトグッズを使ってみたかったようなのです。要は、W子ちゃんを庇った見返りに、このグッズを譲って欲しいと……。母心もへったくれもありません。これでは母は単なるスキモノです。
血は争えないことを実感したW子ちゃんは、それを承諾。父親も弟の説得によりクールダウンし「浮気するよりはいいだろう」と、アダルトグッズの使用をしぶしぶ認めたのだとか。

その後、W子ちゃんの母はピストン運動するタイプのバイブをひじょうに気に入って愛用しているとか。ちなみにその理由は「お父さんの動きと似てるから」だそうなのです……。「だったら親父とセックスしろよ!」と喉まで出かかっているW子ちゃんなのでした。

もちづき千代子
もちづき千代子
Twitter:@kyan__tama

AVメーカー広報、風俗情報サイト編集、アダルトグッズメーカー社員を経てフリーに転身。
性産業への己の愛を凝縮した卑猥なテキストを綴り続ける、哀愁の豊満熟女ライターである。