現代の日本人は性欲を失いつつあると言われています。「国民総セックスレス時代」と叫ばれる昨今の現状を嘆いたトイズマガジン編集部は「性欲アップ講座」を開設。毎回、性のプロフェッショナルをお迎えし、性に関する悩みや不安の解消を提案しています。今回、ご教授いただくのは、現役風俗嬢&AV嬢で手コキ研究会の主催でもある今賀はるさん。第2回では、今賀はるさんから初対面の相手とのセックスにおける作法を伝授していただきます。

――風俗は初対面の方とエッチなことするのが当たり前の世界ですよね。今賀はるさんがその中で見つけた、初めて会う相手とのエッチなコミュニケーションの上手な方法があれば教えてください。

今賀はるさん(以下、今賀):初対面の方でも、風俗のお客さんに対してって結構好き勝手やってる人、多いと思うんですよ。でも性に関しては本来誰でもOK・NGは激しいわけですよ。例えば、「カリはじっくり舐めて欲しい」とか「乳首は絶対触られたくない」とか(笑)。そういうところはかなり意識してプレイしますね。

――なるほど。性に関しては「誰もが違う」ってことを念頭に置く、と。

今賀:そう。エロいことって決まりきった正解はないわけで。だからこそ、初対面の時はもう、ひたすら「何がダメで何がイイのか」を探り続ける方がいいと思うんですよ。玄関開けてすぐプレイみたいなのも、アリなのかもしれないけど、初対面の時は違うのかなって思います。

――それって、プライベートの話ですか? 風俗でも?

今賀:そうですね。両方に通じると思います。最初は、相手の体をスキャンするようなつもりでプレイするといいんじゃないかな。カラダを触ることからスタートすべきだと思うんですよ。マッサージでもいいけど、ナデナデするとか、ハグするとか。まずは、そこから。

――そういえば第1回で、ハプニングバーで遊んでいたという話があったと思うんですが、その場でハプニングを起こされてました?

今賀:ああ、ハプってましたね(笑)。一晩で25人ヌキとかチャレンジしたり。

――25人って!!!!(爆笑) そんな状態でも、初対面の相手を知ろうという努力はしてたんですか?

今賀:いや、さすがにその時はヌキに必死ですけど(笑)。でも、ハプニングバーでも基本的には、速攻でセックスなんて流れはなかったですよ。せっかくエロい話を堂々とできる場なんだし、話をすることからスタートです。

――なるほど。ハプニングバーでも信念は曲げてなかったんですね。

今賀:「トイレでヤったことある?」とか「ディープキス苦手」とか、最初に互いの好き嫌いを把握した状態から、セックスできるかできないかを決めていく感じです。会話の段階でコミュニケーションが取れないようなヤツとセックスが楽しいわけがない!(笑)

――それはその通りだと思います。

今賀:仕事でもプライベートでも、男性ならこうだって決めつけはせずに、相手と向き合うことが大事だと思います。セックスに型なんてないんですから、「この人がどう気持ちいいんだろう」って考えるようにしてます。

――となると、初対面の相手と気持ちいいセックスをしようとするなら、それなりに時間が必要ってことですよね。

今賀:まあ、結局そういうことでしょうね。風俗は一期一会になることが多いですけど、本当に気持ち良いプレイをしたいなら、長時間だったり何度も通ったりが理想ではないかと。

――ちなみに、今賀はるさんが過去最高に気持ち良かったセックスって?

今賀:出会って3回目でセックスした男友達……というか、知人ですね(笑)。飲み会で知り合って、2回目も大人数の中でワイワイ話した感じで。でも、仕事の話とかできる相手だなと思って、3回目は2人きりで会ったんですよ。

――ほうほう、3回目でようやく1対1だったわけだ。

今賀:食事して、その後「ホテル行く?」みたいな流れになって。まあ、嫌な感じにはならないだろうなって思って承諾したんです。そしたら、なんとホテルに行ってから1時間ず〜〜っとマッサージをしてくれたんですよ!

――うわぁ、それかなりサービス良い男子!

今賀:それもエッチなマッサージなわけじゃなくて「寝てていいよ〜」みたいな。実際私、半分寝てましたよ(笑)。

――そんな超リラックス状態からのエッチってどんな感じだったんですか?

今賀:まず私がディープキスNGだって前から言ってたんで、そこはしてくることなく。あと、私は中イキしたことがないんですが、その時はギリギリできるかもってくらい気持ち良かったですね。なんか、野性的な声が出ちゃうみたいな。

――おお〜! 本能の赴くままにって感じですね。でも、そんな状況になることってあんまりないんですか?

今賀:そうなんですよ。私、かなり感じにくい体質なんです。ほら、集中力がなくて注意力散漫だから(笑)。

――そこに繋がるのか(笑)。

今賀:なんか、セックス中に色んなことを考えてしまうんですよ。風俗でなら、これがサービス精神として役に立つんですけど。「変な声出てないかな〜」「変な顔になってないかな〜」「あと何分かな〜」(笑)。

――風俗だと、周りの状況が見えるというプラス効果が、プライベートだと気持ちいいってことに集中できないってわけだ(笑)。

今賀:そう。だからプライベートだと、さっき話した人みたいに「寝てもいいよ」くらいゆる〜い状態だといいのかなと思ってます。つまり、自分の体のことをきちんと相手に理解してもらうことがやっぱり大事なんですよ。

――では、そんな今賀はるさんの理想のセックスとは?

今賀:そうですね……互いを理解しあう時間がとれるセックスでしょうか。まずは互いを知ることですよ。どんな姿を見せても大丈夫、みたいな信頼関係を作った上でのセックスが一番の理想なんだと思います。

次回は、手コキ研究会について語っていただきます!

今賀はる
Twitter:@ho1no1ka

現役風俗嬢でありAV嬢。風俗嬢がもっと働きやすい、安心安全に働ける環境づくりを目指して活動を行っている。性に対して伸び伸びと語ることができる手コキ研究会の主催や、風俗嬢向けのお茶会などを実施中。

※撮影協力:SARA錦糸町(Twitter:@vanilla_resort
全43室すべてがコンセプトルームとなっているデザイナーズホテル。今回の撮影で使用した部屋は505号室の「3年B組」。ベッドルームのほかに実物を忠実に再現した教室が使用できる。