以前、トイズマガジンで材質別ラブドールのコラムがあったが、今回は同じ様な分類でオナホ固定具として語ってみた。それぞれに長所、短所があるが、歴史の古いエアドールが使い勝手の良さではなかなかだ。

エアドール


はめドル!! アンズ

「ラブドール」が「ダッチワイフ」と呼ばれた昭和の頃から存在する歴史のあるドールだ。質感や経年劣化に伴うエア漏れなどから安っぽいイメージを持たれがちだが、色々試してみるとオナホ固定具としては非常に便利だ。

まず一番目にオナホポケットのサイズに自由度がある。特に最近のオナホはポケットを大きめに作り、大小好きなオナホを挿入できるようにしている。また幅広い開口部を利用して斜めに差し、角度を付けられるようにしてあるものもある。細かい部分だが、少しずつ使い勝手が向上している。

このような便利なオナホポケットが出来る理由の一つにエアドールならではの構造がある。ポケットの壁面もエアドール外観同様「風船」の一部分なので空気を充填すれば圧がかかる。そこで大きめのポケットを用意すれば大きいオナホは勿論、小さいオナホでも空気が締め上げてくれるので対応が可能となる。この汎用性はこれから紹介する他のドールには無く、エアドールならではのメリットだ。

またローション漏れ等の汚れにも洗浄、拭き取りで簡単に対応できる点も実践向きだ。他にも空気を抜いた時の収納性の良さ、万一のエア漏れも小さいものならパッチで簡単に補修が可能、買い換え時の安価な価格とメリットは多い。

「まるで人間のような」という形容詞が付く高価でリアルな続々と登場しても、なお根強い需要がある理由には実は「使いやすい」という点が挙げられるかもしれない。

ぬいぐるみドール


ふぇありーどーる えむ

触り心地、重さという視点からオナホ固定具だけでなく精神的なもの、癒しという視点で語ると私的には一番高得点なのだが、オナホ固定具という機能に限ると先程のエアドールで書いた汎用性が低い。ドールのポケットに合わせてオナホを選ぶ必要がある。オナホを固定する圧はぬいぐるみ内部の綿による反発力なので空気程締め付けてくれないし自由度も少ない。

シリコンドール

オリエント工業

ぬいぐるみ同様オナホの汎用性は低く、メーカー純正オナホと同サイズのものを選ぶ必要がある。またシリコン、エラストマーは滑らない素材なので専用のアダプターを使用したり、付属しない物はラップを巻いたりして装着すると良い。このシリコンドール、下のTPEドールはオナホの固定を壁面との摩擦で行っている。

TPEドール

ベルドール

このドールは一体型の物も多く、この場合は着脱云々の話は関係ない。しかし30kg前後あるドールの局部を風呂場で洗うのは色々面倒そうなので、一体型をお迎えした場合はコンドームを使用する、「アイディグライド」のような洗い落としやすいローションを使用すると良いだろう。

また着脱式はくぱぁした奥に装着できる細長い専用オナホが同梱されている。これは着脱にはそれなりの力が要るが、一体型とほぼ変わらない外観となるので凄いと思う。これらTPEドールは一部を除きヘッドや局部の規格が同じ(ように見える)なので、今後国内のオナホメーカーが車のアフターパーツのように互換オナホなどを出してくるとまた面白い事になりそうだと思っている。

今回はオナホ固定具という視点でラブドールを語ってみたが、それぞれの素材によって一長一短だ。何に重きを置くかで選択するドールも決まってくると思うが、個人的にはオナホ固定具としての実用性では老舗のエアドールが使い勝手がよいと思った。

平野敏明
平野敏明
Twitter:@jokegoods

買う物が無くても時間があればアダルトグッズショップに足を運ぶグッズファン。エアピロー系、ランジェリー、コス、二次元系パッケージが特に好き。PNはこの業界で初めてカメラマンの仕事を始めたとき編集長から頂いた名前。